早大に惜敗 入替戦へ/関東大学男子1部リーグ戦

2025.09.27

 関東大学男子1部リーグ戦(リーグ戦)最終戦を迎えた。いまだ白星のない明大は早大と対戦。ダブルスは松本洵主将(法4=松商学園)・山中朝陽(文4=四日市工)組がストレート勝ちするも、1勝2敗でシングルスへ。3勝3敗で健闘したが、ダブルスの結果が響き入替戦に進むことが決定した。

◆9・6〜18  第79回関東大学男子1部リーグ戦
▼9・18 第5戦対早大(有明テニスの森テニスコート)
×明大4{D1―2、S3―3}5早大〇

D1:〇松本・山中組 2{6―4、6―4}0 藤田・森田組
D2:水野・杉本組 1{0―6、4―6}2 永山・遊川組〇
D3:村田・大野組 1{6―7(5)、6―4、7―10}2 栗山・島組〇
S1:〇山中 2{3―6、6―4、6―4}1遊川
S2:〇水野 2{7―5、6―1}0 森田
S3:杉本 0{6―7(5)、4―6}2 島〇
S4:五十嵐 0{3―6、3―6}2 藤崎
S5:○河野 2{6―2、4―6、6―1}1 安藤
S6:今里 0{3―6、1―6}2 永山○
(D=ダブルス、S=シングルス)

S1:山中朝陽VS遊川大和
 第1セットは立ち上がり最初の4ゲームを連続で落としてしまう展開に。「(リーグ戦)今日含めて5戦とも出だしが悪かったので、あまり焦りはなかったが、切羽詰まったときに、周りが頑張っている中でリードされてしまうのは良くなかった」。しかし、その後の第5、6、7ゲームを連取した。粘りを見せたものの反撃は遅く、3―6で第1セットを終える。

 続く第2セットは、第1セットと真逆の試合展開となる。今度は山中が第1ゲームから5ゲームを先取。第5ゲームではデュースを繰り返す中で接戦を制した。第6、8ゲームでブレークを許したものの、ボレーやスマッシュで相手の隙を突き、巧みなプレーで勢いを弾ませる。「(第1セットを取られて)後がない状況だったので、やるしかないという気持ちで戦っていた」。ペースを戻し6―4で勝負の第3セットへ進む。

 最終セットは、双方が体力も厳しくなってくる時間帯だ。しかし互いに長いラリーを繰り広げ一進一退の攻防が続く。最初の4ゲームを取られるが必死に食らいつき、2―4に。第7ゲームではサービスエースを決めるなど粘ったが、相手にブレークを許す。「サーブはずっと自信を持ってやってきた」。しかしそこから山中は怒濤の4ゲーム連取で勝利を飾ったのだ。

 今リーグを0勝5敗で終えた。次戦は入替戦が控えている。「4年生としてやれることは(入替戦で)勝って後輩たちに来年の王座への道を残すこと」(山中)。入替戦では、笑顔で終えられるように。チーム一丸となって「勝利」をつかむ。

[木曽琴乃]

試合後のコメント
山中
――試合全体を振り返っていかがでしたか。
 「シングルスはこれまで戦ってきて、4―4で懸かって負けた試合が多かったので、最後だけは4年生の意地でみんなの前で勝っている姿を見せようと思って頑張っていました」

――相手の印象はいかがですか。
 「初めて対戦した相手だったんですけど、あまりミスしてくれなかったり、誰も予想してないような奇想天外なプレーをしてくるので、ラリー中もずっとやりにくいなと思ってやっていました」

――最後のリーグ戦を総括していただけますか。
 「シングルスでは上の方に出て、4ー4で懸かって負ける試合が3戦あったので、4年生として情けないなっていうのと、入替戦があるんですけど、この5戦戦ってみて、4年間楽しかったなというふうには思います」