
関東大学秋季リーグ戦事後インタビュー/関東大学秋季Bブロック対抗戦・関東女子大学秋季Aブロック対抗戦
9月3~5日に関東大学秋季Bブロックが開催された。明大男子ゴルフ部は見事優勝を勝ち取り10月頭に行われる入替戦の挑戦権を獲得。一方女子部は9月11~12日に行われた関東女子大学秋季Aブロック対抗戦に出場。優勝を目指し戦うが惜しくも結果は3位に終わった。本記事では、田中貫太男子部主将(商4=福大大濠)と亀川美羽女子部主将(営4=日章学園)のインタビューをお送りします。(この取材は9月16日に行われたものです。※写真はゴルフ部提供です)

――今大会の結果はいかがですか。
田中「春季リーグでは法政大学さんに惨敗してしまいました。そこから約4か月、優勝だけを見て取り組んできた結果が現れて素直にほっとしています」
亀川「今年はメンバーもそろっていて優勝を本気で狙える位置にいるので、それだけを目標にしていました。今回は3位という結果に終わってしまい、満足していない感じです」
――今大会に向けて練習で意識していたことを教えてください。
田中「普段は多くても4回程度の会場での練習ラウンドを、今回は7回程行いました。飽きるくらい練習をして、頭に叩き込んだ上で試合をするというのを心掛けました」
亀川「メンバー同士で様々な想定や目標スコアの共有をして、先輩後輩関係なくコミュニケーションを取って臨みました」
――コンディションはいかがでしたか。
田中「前の週に行った長野県での合宿では、自分自身が部内で上位の成績を出せていました。日本学生(日本学生ゴルフ選手権競技)に出場していた部員もいい成績を収めていて、全体としてはかなり底上げされた状態で臨めたかなと思います」
亀川「自分は出場していませんが、2週間ほど前にスーパーリーグ(パンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグ)という団体戦がありました。そこで今大会に出場した5人が出場して、個人戦の方では茶木詩央(商2=共立女子二)が優勝、益永彩未(法2=大分)も3位を取りチームとしてはいいコンディションで臨めたのかなという感じです」
――今大会振り返っていかがですか。
田中「決勝の法政大学戦で自分自身は負けてしまい、そこは悔いの残る内容となってしまいました。しかし全勝で優勝できた1年生が2人いて、彼らがかなり活躍してくれて、すごくいいリーグ戦だったなと思います」
亀川 「女子部は今大会はコンディションがいい状態で臨めていたので、チームとしてもう少しいい成績を残すことができたのではと思います」
――今年のチームの特徴を教えてください。
田中「去年はコミュニケーションの不足を感じていたので、今年は週に2回練習を行うことによって、全員が顔を合わせてアドバイスをする機会をつくりました。また、1年生が初心者も含めて20人ほど入ってきてくれました。最初は初心者と上級者の意識の差がかなりありましたが、協力してそれを埋めていけたことで一体感が生まれたかなと思います」
亀川「男子部と同じで、去年までは部活があまりなくて個人練習が中心でしたが、今年度は週に1回学校に集まって練習をするようにしました。あとは2人組で週に1回トレーニングに行く取り組みをしていて、そこで交流が深まりました。いい意味で色々意見を言い合える関係になったのが、今年のチームの特徴かなと思います」
――今大会のMVPを教えてください。
田中「1年生の田中天晴(商1=明大中野)です。明大中野からの付属高推薦で入ってくれましたが、スポーツ推薦の部員に負けず劣らず成績を残してきましたし、今回も全勝で大会MVPを取ってくれたので、彼が一番かなと思います」
亀川「今回は2年の茶木を選びます。スコアが一番良かったですし、みんなを引っ張っていってくれました」
――ご自身のベストプレーを教えてください。
田中「今回自分はあまり活躍できなかったですが、2日目の駒澤大学さんとのダブルスの試合です。3UP、4UPまでいっていて、早めに試合を終わらせたかったのですが、1UPまで追いつかれてしまいました。そこで最終ホールまでいって、相手に先にバーディーを取られたのを入れ替えしたのが個人的に一番いいゴルフだったかなと思います。その緊張感の中でしっかり自分のパットが打てたことが良かったです」
亀川「最終日前半に2オーバーで打ってしまい、後半頑張らないといけない状況で、結果的にトータル1アンダーで終えることができたことです。最後の最後に粘りのプレーができたので、そこが一番良かったなと思います」
――今大会で得た収穫と課題を教えてください。
田中「収穫としては決勝の法政大学さんとの試合で、最初はほとんど負けていた状態から勝利でき、これまでの緊張感に弱い明治大学を払拭できたことです。課題は、勝てる試合や最初から勝っていたらそのまま勝ち切るということです。自分自身大きく感じた課題でもありましたし、他の部員も勝てる試合を落としてしまったので、入替戦の時にはそれがないように取り組んでいきたいです」
亀川「今回の収穫は、出場した2日間、6人とも大崩れすることがなかったことです。爆発的なスコアを出すことはできなかったですが、大崩れするメンバーはいなかったのでよかったと思います。課題は反対にビッグスコアが出せなかったことです。優勝した東北福祉大学や準優勝の日本大学のメンバーたちと明治も出力は負けてないと思っているので、そこが課題です」
――今後の意気込みをお願いします。
田中「まずは入替戦に勝つことが直近の大きな目標です。加えて、他の部員は全国大会が控えているので、それぞれが大会に向けてどれだけ準備できるかが今後大事になってくると思います」
亀川「今回2位以内だったら秋の全国大会はシードでしたが、3位だったので来週全国大会の予選会に出場します。まずはそこでしっかり一次通過することが目標であり、通過してその次の常陸宮妃杯で4年間の集大成として優勝して、有終の美を飾りたいです」
――ありがとうございました。
【藤原茉央】
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