水谷、男子ダブルス3連覇!!/全日本選手権
<男子ダブルス>
本学選手を含めたペア10組の出場があった男子ダブルス。レベルの高い戦いに、1、2回戦でぞくぞくと明大選手が敗れていく中、4回戦まで駒を進めたのが和田(大・商4)・青山(中大)組。昨年は出場をも果たしていない彼らが、接戦を制し、学生最後の今大会でランク決定戦まで登り詰めた。フルセットで敗れ、惜しくもランク入りは果たせなかったが、大健闘だった。
また、昨年ランク入りした水野(営4)・小野(商4)組、昨年優勝の水谷・岸川(スヴェンソン)組は4回戦からの出場だった。水野・小野組は4回戦で田中・久保田(シチズン)組をストレートで破り、第2シードの倉嶋・田㔟(協和発酵キリン)組と対戦する5回戦へ進出。高校からずっとペアを組んできた水野と小野だが、大学卒業後は別々の進路を取るため、全日本という舞台で2人がダブルスを組むのは今大会が最後だった。2人は「久しぶりにめちゃくちゃ調子がいい」と感じながら試合に臨んだ。結果惜しくもフルセットで敗れたが、「僕らの中では結構いい試合ができたと思ってます。負けても悪くはない試合ができました」(水野)と、満足のいく結果となった。
第1シードの水谷・岸川組は、準々決勝まで順調に駒を進めた。しかし準決勝、青森山田高の上田・野邑組に思わぬ苦戦を強いられる。1セット目からデュースにもつれ込み、結局14―16で第1セットを奪われ、続く2セット目も9―11で相手に許す。これで後が無くなった水谷・岸川組だが、ここからが王者の見せ所。日本代表としても絶対に負けられないという気持ちに火が付いた。3セット目以降、これまで相手に押されていたのがウソかのようだった。11―6、11―4、11―6と点差を付けて見事勝利。決勝の舞台へ踊り出た。
今回、水谷・岸川組の優勝、水野・小野組のランク入りと、明治勢の活躍も見られたが、3年生以下の目立った活躍は見られなかった。団体戦で明治の弱点となっているダブルスの強化が、今年の明治の活躍のカギとも言える。来年は明治勢の華々しい活躍を見せてほしい。
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