(6)地域と歩んだ半世紀

1999.01.01
 他の部とは違い、明大スキー部は、長年「地域密着型」の合宿所として地元住民との交流を持ってきた。「地域とスキー部との関係は50年以上前から」と話すのは、町内会長の小谷野文夫氏。長年部員たちは、試合への壮行会に地域住民を招くなど、様々な行事で交流を深めてきた。そして、その関係は今でも変らない。毎週土曜日に行う朝のゴミ拾いや冬の火の用心などは、町内会員としての部員たちの欠かせない仕事となっている。

 そんな明大スキー部も、総合優勝を飾るなど華々しい活躍を見せていた昔とは違い、近年は低迷し思うような結果が残せていない。 「昔のような姿をもう一度」。強い明治を見てきた地域住民にとって、再起への期待は大きい。周りの熱い声援を胸に、今季こそ、スキー大国・明治の復活に挑む。