(5)初の部門合宿を敢行したアルペン陣をリポート!

1999.01.01
 「初めてだから苦労することばっかりで…」と話してくれたのは長井(政経2)。今まで強化費が集まらず部門合宿を行えなかったアルペン陣。しかし下級生の熱い要望に答え、チーフである鈴木(政経3)の尽力で今年ようやく開かれることになった。初めての試みとあって下級生は宿の手配や練習場所の確保などに一苦労の様子。しかし「たくさん練習している選手を見ると、自分もやってやる!と思える。レベルが高い低いに関わらず、刺激になってとても良い」と、充実した日々を過ごしているようだ。
 俺たちが明治を変える、と豪語し臨んだ昨年度のインカレ。ルーキー3人のポイント獲得に期待が懸かったが、最高順位は20位。上級生が上位を占めているアルペン競技、現実はそう甘くはなかった。「勝てると思ってたから悔しい。けど良い経験になった。1年生の中では上位だったし、来年は冷静にがんばりたい」(長井)、「みんな課題が見つかったと思う。アルペンが足引っ張らないように、来年は絶対10位以内に入ってポイント獲得する」(虎尾・政経2)と話し、2年目の今大会、雪辱を誓った。
 アルペン競技は回転・大回転・スーパー大回転の個人3種目。ジャンプ部門やクロスカントリー部門と違い団体戦はないが、「全員がポイント獲得」を目標に掲げ、初の部門合宿で結束力を強めている。「2年目だし、心には結構余裕がある。今年はインカレまで試合には出ないで、コンディション整えます」(長井)と、頼もしいコメントを残してくれた。インカレ本番まであと2週間。一回り大きくなった彼らの勇姿を、早くゲレンデで見たい。