
日本代表に挑むも、壁を超えられず/天皇杯全日本選手権
今年を締めくくる天皇杯が代々木第二体育館で開催された。現在、五輪3連覇中の吉田沙保里(綜合警備保障)や、同じく五輪代表選手で昨年の世界選手権準優勝の笹本睦(綜合警備保障)など日本を代表する選手が名を連ねる今大会に、本学からは塩﨑が出場した。
天皇杯は明治乳業杯と並ぶ全日本の大会だ。大会出場権は今季に行われた大会の上位入賞者のみに与えられる。そんな中、塩﨑は全日本グレコローマン大学選手権の準優勝と秋季新人戦優勝から出場権を獲得した。
天皇杯は明治乳業杯と並ぶ全日本の大会だ。大会出場権は今季に行われた大会の上位入賞者のみに与えられる。そんな中、塩﨑は全日本グレコローマン大学選手権の準優勝と秋季新人戦優勝から出場権を獲得した。
試合前日、対戦相手を決める抽選の結果、初戦で笹本と当たることとなった。笹本は普段の60㎏級から一つ階級を上げての出場だったため、「おもしろい試合になるんじゃないか」と多賀総監督が注目と期待をしていた。塩﨑は「(笹本と当たることを)ラッキーと思いました」と日本を代表するレスラーと同じマットに上がることを喜んだ。
それが幸か不幸か、迎えた本番。「最初に組んだ瞬間に強いと感じた」(塩﨑)と終始相手のペースとなった。第1、2ピリオド共に、最初の1分間のスタンドでは無得点に持ち込むものの、その後のグラウンドでは手も足も出ず豪快に投げられてしまった。
今大会で全日本の壁の高さをまざまざと感じさせられた塩﨑。それでも「大学4年間で1度は出たいと思っていたから、今回はいい経験になった」と大会を振り返った。これで今年度の大会すべてが終了し、4月のJOCまで時間が空く。「基礎練習から徹底的にやる」と多賀総監督が言うように、来季に向けて本学レスリング部は始動する。
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