(2)ゲレンデが溶けるほどスキーしたい
岩手県北西部に位置し、秋田県、青森県とも隣接する八幡平市。「豊かな自然の大パノラマ」と地元の観光協会が謳うように、日本でも有数の大自然を誇り、スキー場のリゾート施設や温泉施設が発展している。
大会初日、各部門の先陣を切ってアルペン部門が競われ、ここに第82回のインカレが幕を開ける。会場となるのは安比(あっぴ)高原スキー場だ。東北屈指の広さを誇るこのゲレンデは、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめることになっているが、実際に大会で使用されるコースの傾斜は実に最高30度。転倒を怖れない精神力、スピードを落とさないテクニックが要求される。現在のゲレンデの積雪は40㎝。これから大会に向け、上質な雪が降ることを願ってやまない。
大会初日、各部門の先陣を切ってアルペン部門が競われ、ここに第82回のインカレが幕を開ける。会場となるのは安比(あっぴ)高原スキー場だ。東北屈指の広さを誇るこのゲレンデは、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめることになっているが、実際に大会で使用されるコースの傾斜は実に最高30度。転倒を怖れない精神力、スピードを落とさないテクニックが要求される。現在のゲレンデの積雪は40㎝。これから大会に向け、上質な雪が降ることを願ってやまない。
クロスカントリー、ジャンプの2競技は安比高原スキー場から少し離れた、田山スキー場で競われる。
田山シャンツェは、過去に国体の会場になったこともある80m級のジャンプ台だ。明大飛行隊の面々も同大会でジャンプを経験しており、他大と比べてアドバンテージは大きい。もっともジャンプは当日の天候、風の強さなどに左右されやすいため、油断はできない。慢心せず、八幡平の空に大きなアーチを描いてほしい。
いよいよ大会まで1ヶ月を切った。当日は自分との戦い、相手との戦い、そして自然との戦いとなるだろう。今シーズンの集大成を飾る一戦を笑顔で締めくくるためには、自然を味方にできるかどうかに懸かっている、と言っても過言ではない。八幡平の大自然を味方につけ、一気に優勝まで駆け上がれ。
☆おまけ☆
八幡平市は、明大OBで、アルベールオリンピック複合団体金メダルを獲得した三ケ田礼一氏(昭63卒)の出身地でもあります。現在、三ケ田氏は岩手県のホテルで営業をされる傍ら、2006年のトリノオリンピックで解説を務めるなど、幅広く活躍されています。果たして現地でお会いできるか―。今から胸の高鳴りが抑えきれない本紙記者なのでした。
参考URL http://www.hachimantai.or.jp/ 八幡平市観光協会
http://www.appi.co.jp/ 安比高原スキー場
関連記事
RELATED ENTRIES