3Pシュートさく裂! 2点差まで詰めるも惜敗/関東大学女子2部リーグAブロック

 リーグ4戦目は江戸川大と対戦。序盤から3Pシュートを高確率で決め、1点リードで試合を折り返すも、次第にシュートが乱れる。第4Qで勢いを取り戻したが僅差で勝利を逃した。

◆8・30~10・26 第75回関東大学2部リーグAブロック(日女体大他)
▼9・14 対江戸川大戦(桐蔭横浜大)
明大78{26-23、18-20、12-23、22-14}80江戸川大〇

 スターターはPG萩原加奈(文3=浜松開誠館)、SF神山南帆主将(文4=白鴎大足利)、SF藤井花(商1=日本航空)、F尾花優心(政経2=下妻第一)、CF後藤葉の佳(理工4=鵠沼)。

 「オフェンスの時は留学生の存在を穴として捉えて、そこを攻めようという共通認識」(藤井)で序盤から積極的な試合を展開した。素早いパス回しで相手を翻弄(ほんろう)した末、フォワードの尾花や後藤を中心に3Pシュートで一気に得点を重ねる。応援席も盛り上がりを見せ、明大がリードする形で試合は進んだ。しかし第3Qで勢いに陰りを見せる。前半同様シュートを立て続けに試みるも、リングにはじき出され得点につながらず。相手のルーズボールも相まってここで逆転を許した。第4Qは立て直し、試合終了間近には神山主将の3Pシュートで迫るも、あと一歩及ばず2点差で黒星となった。

 留学生を擁する江戸川大相手に苦しんだのは一対一のマッチアップだった。190センチを超えるオズルンバ(江戸川大)に果敢に挑んだ杉山実子(文1=浜松開誠館)は「やはりゴール下を支配されることが多かったので、個人としてはマッチアップしてどれだけ相手の体力を削るかというところを意識した」と語るも45点の大量得点を許してしまった。

 今リーグ初勝利が目前にあっただけに悔しさの残る結果となったが、チームとして得点を重ねる明大らしいバスケが随所で見られた試合だった。「自分たちのリズムでシュートが打てたし、オフェンスリバウンドに関しても自分たちのリズムでシュートまで持っていけたからこそ取ることができた」と藤井は手応えを口にする。競った場面で粘り切る勝負強さが今後の命運を分けるだろう。


[寺井和奏]

試合後のコメント
杉山
――ご自身の役割はどうお考えですか。
 
「9番のラン(尾花)やマレさん(後藤)が3Pシュートを打ってくれて、自分はディフェンスで留学生の得点を止める役割なので、点数を稼ぐという面ではあまり貢献できていないのですが、先輩たちがそうやって点数を取ってくれる中で、1年でも試合に出させていただいているので、自分の貢献できるところで頑張りたいです」

藤井
――個人のプレーで良かったところ、修正すべきところを教えてください。
 「今日の試合で良かったのは、3Pシュートを自分のリズムで打てたことです。ですが、3Pシュートだけではなく、ドライブでもチームが苦しいときや(得点が)入らない時間帯にもっと攻め気や強気を持って攻めていけたら、さらにチームに貢献できるのかなと思います」