
(1)今季スキー部戦力徹底分析
伝統と実績を誇る明大スキー部。厳しい自然をものともせず、雪上を駆け巡る白銀の戦士たち。いよいよ彼らのシーズンが幕を開ける。妙高でのあの熱闘からはや1年、今シーズンのスキー部は我われにどのような感動を与えてくれるのだろうか。各セクションごとに、今シーズンの展望を占う。
☆純飛躍部門
前大会で見事に個人優勝を成し遂げた遠藤(政経4)が今季は主将となって純飛躍部門、ひいてはチーム全体を引っぱっている。いまや学生スキー界でも屈指の実力者に登りつめた遠藤。インカレ連覇を狙う気持ちは強い。ラストジャンプで母校に錦を飾ることができるか。
その他、もうひとりの4年生ジャンパーである佐藤(営4)、3年生コンビの山本(営3)、澤谷(政経3)など、いずれ劣らぬ実力者揃い。層の厚さは団体戦において大きな武器となるだろう。過去数年間でも今季の戦力の高さは一番とみて間違いない。時は来た。今こそ、「ジャンプ王国メイジ」の復活を。
☆クロスカントリー部門
前大会で大健闘を見せたクロスカントリー陣。粘り強さが求められる競技性からか、選手の練習内容も実直そのもの。練習量では他部門の追随を許さない。
昨季の1.3㎞スプリントで表彰台に輝いた下司(政経3)は今年も健在。また、大竹(政経2)を始めとする下級生の台頭も目覚しい。チーフとして部門をけん引する下司を中心に一致団結して、昨季のリレー5位を上回る成績を目指す。
☆アルペン部門
いま、最も成長著しいのがこのアルペン部門だろう。長らく「メイジの穴」とされてきたが、今季は例年にない合宿を敢行するなど、モチベーションは高い。依然として他大との差は大きいものがあるが、勝負を諦めないメンタル面での強さが身につけば、積年の夢であったポイント獲得も近いだろう。
長井(政経2)、虎尾(政経2)といった下級生の意欲が高いことも特徴的。彼らの2年目の成長に期待したい。
☆コンバインド部門
長らく選手不在だったコンバインド部門に今季は越智(政経1)が加入。ジャンプとクロスカントリー両方をこなすテクニック、体力が求められる。1年目ということもあり、何より大会の雰囲気に飲まれないことが肝要。元来、競技人口が少ない部門であるから、実力を発揮できればあるいは大金星も。
注目の全日本学生選手権は来年の1月10日から。それまでの一ヶ月の間、様々な視点から明大スキー部に迫りたいと思います。次回はゲレンデ紹介です。今年もゲレンデリポートをよろしくお願い致します!!
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