
シングルス互角も4勝5敗 筑波大に敗北/関東大学男子1部リーグ戦
関東大学男子1部リーグ戦(リーグ戦)2戦目に迎えるのは慶大。シングルスで五十嵐涼太(商2=仙台育英)、水野惺矢(政経2=四日市工)、杉本一樹(営1=湘南工科大付)と下級生が揃って勝利したが、ダブルスでの負け越しが響き敗れた。
◆9・6~19 第79回関東大学男子1部リーグ戦
▼9・10 第2戦対筑波大(有明テニスの森テニスコート)
明大4{D1―2、S3―3}5筑波大〇
D1:村田・金組 0{4―6、2―6}2 田中・松永組〇
D2:〇山中・水野組 2{7―6(9)、6―4}0 山本・高妻組
D3:今里・杉本組 1{7―6(2)、2―6、6―10}2 山内・可児組〇
S1:村田 0{1―6、2―6}2 田中〇
S2:山中 0{4―6、5―7}2 高妻〇
S3:〇杉本 2{6―2、6―1}0 山内
S4:〇水野 2{5―7、6―1、6―3}1 可児
S5:今里 0{6―7(2)、3―6}2 松永〇
S6:〇五十嵐涼 2{3―6、6―0、6―1}1 山本
【S6五十嵐涼太VS山本律】
五十嵐涼が値千金の勝利を挙げた。ダブルスを1―2で終え、明大の勝利のためには絶対に勝たなくてはいけない試合。「前日の慶大戦で絶対勝たないといけない試合で負けてしまい、それでチームも負けてしまったので今日は負けられない」と強く意気込んで試合に挑むも、第1ゲームを40―0からまくられいきなりブレークを許す。必死に取り返そうと得意のバックハンドで攻め立てるも、願い叶わず3―6で第1セットを落とした。
続く第2セットでは両者足を痛めるハプニングに見舞われる。「自分自身も足をやられてとてもきつかったが、負けられない一心でプレーした。相手も足がきつそうだったので1本返すことを意識した」。すると五十嵐涼の思いに応えるように「だんだん足が軽くなって、逆に相手は本当にきつそうになっていった」。6―0で第2セットを奪うと、続く第3セットも6―1で取り切り慶大戦の無念を晴らすリーグ戦初勝利を挙げた。
「自分自身のミスが多かったが、自信のあるバックハンドで絶対決めるという意思を持って」プレーをしたことが勝利につながった。今試合では惜しくも明大は敗れたが、次戦では五十嵐涼の1勝が明大を勝利に導くに違いない。
[保坂啓太郎]
試合後のコメント
五十嵐涼
――ダブルスを終えて1―2で回ってきた時の心境を教えてください。
「慶應戦で負けたのがめちゃくちゃ悔しかったので絶対勝とうという思いでした」
――次戦への意気込みをお願いします。
「明治の強みはS5やS6を固くとることだと思っていて、そこを任されているので自分の立ち位置を理解して勝ち切るところを気持ちで勝ち切ります」
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