ルーキーが救った!中大との激戦制す/秋季関東学生1部リーグ戦

2025.09.17

 秋季関東学生1部リーグ戦(秋リーグ)3日目は中大と対戦。春季関東学生1部リーグ戦で敗れている好敵手相手にフルゲームの熱戦を展開。7番の水谷悠真(商1=実践学園)がフルセットの激闘を制し、4―3で明大が勝利した。

 明大は1番のルーキー・石井佑季(商1=希望が丘)がフルセットの末に敗れ、苦しい立ち上がりに。悪い流れを変えたのが2番・木方圭介(政経2=野田学園)だった。「(対戦相手の道廣は)去年の春リーグで負けている相手だったので、やりづらい印象だった」と序盤は苦戦。「サーブが取りづらくて、迷いながらレシーブしてしまった」と1セット目を奪われてしまう。2セット目も3―7と厳しい状況になったが「2セット目の後半から自分のプレーができるようになった」と持ち前のフォアハンドの強打で連続得点。2セット目を逆転で奪うと3、4セット目を連取し、昨年度の雪辱を晴らした。

 3番の芝拓人(情コミ2=野田学園)も3―1の勝利が続き、ゲームカウント2―1で4番の飯村悠太(商3=野田学園)・木方ペアへつなぐ。1セット目はデュースの接戦を制すも「自分たちの凡ミスが続いてしまった」(飯村悠)と2、3セット目を連取され崖っぷちの状況に。「攻めているときは点を取れていた」(木方)と4セット目を13―11で何とかもぎ取ったものの、修正し切れず最終セットを落とし敗戦となった。

 5番の安江光博(政経4=明徳義塾)が0―3で敗れ、ゲームカウント2-3と負けたら終わりの窮地に立たされた明大。緊迫した状況の中、6番・飯村悠が3―1で勝利し命運は7番・水谷に託された。水谷は1、2セット目で相手を圧倒。「サーブレシーブで優位に立てた」と好調ぶりを見せ勝利まであと1セットに迫る。しかし「サーブが効かなくなったり、自分のレシーブが良くなかった」と2セットを連取されてしまう。それでも「効いているサーブなどを徹底した」と最終ゲームも積極的な卓球を貫き、最後は武器のフォアドライブで決着。ルーキーが粘り、4―3で中大を下した。

 強豪・中大相手に貴重な勝利を手にした明大。残る2試合も専大、早大と一筋縄ではいかない相手が待ち受ける。「1番から7番まで、応援も含めて全力で向かっていきたい」(水谷)。

[晴山赳生]

試合後のコメント

飯村悠

――ダブルスはどういう気持ちで臨みましたか。

 「ダブルスを取って、(後半のメンバーに)気持ち的に余裕がある状態で回したかったです。競って負けてしまってちょっと(流れを)止めてしまったんですけど、(チームは)勝てて良かったです」

木方

――今試合の個人の改善点を教えてください。

 「今日の試合は出だしがあまりよくなかったので、次の専大戦では自分から攻める気持ちでやっていけたらと思います」

水谷

――7番として意識したことはありますか。

 「7番は緊張しやすくなるので、声を出して自分を盛り上げるように意識しました」