早大下し2連勝も課題残る/エイワ杯関東大学リーグ戦

 日大戦での勝利に続き、勝ち星を重ねたい明大。第1Pでは終始攻勢に徹するも、シュートを決め切れず、2―1と僅差に。続く第2P、第3Pでは、パックを保持し続けたものの、決定力に課題を残し、早大を引き離すことができなかった。苦しい戦いとなったが、5―3で辛勝し、エイワ杯関東大学リーグ戦(秋リーグ)の2連勝を果たした。

◆9・6~11・30 エイワ杯関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼9・14 対早大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
〇明大5{2―1、1―1、2―1}3早大

 試合開始13分、DF福田琉太(営4=白樺学園)のシュートをFW井口藍仁(商4=埼玉栄)が押し込み、先制点を決めるも、直後にパスミスからの失点を許してしまう。すぐさま反撃し、DF村社海莉主将(文4=埼玉栄)のシュートをアシストする形でFW渡邉力輝(商3=埼玉栄)が得点を挙げるが、点差を離すことができない状況が続いた。試合終盤でも果敢に攻めたが、追加点を得ることができず、1点リードでこのピリオドを終えた。

第2Pでは、序盤からパックを独占。しかし、早大に隙を突かれ、同点弾を入れられてしまう。その後も明大が攻め続ける展開となったが、得点することができなかった。同点の中、なんとか状況を変えたい明大は、残り3分を切ったところでFW香田龍冴(文2=白樺学園)がゴール前の乱戦を制し、得点。「チーム全体として雰囲気も悪く、流れも悪かったが、2Pの最後に香田が決めてくれた」(村社)。明大の優位を守ったまま、第3Pにつないだ。

続く第3P。井口からのパスをFW小桑潤矢(営2=埼玉栄)が丁寧に決めると、明大が攻勢をかける。しかし、シュートまでつなげられず、リードを広げることができないもどかしい状況が続いた。第3P残り7分に相手のペナルティが重なり、5対3のパワープレーが到来するも、連続でゴールを外してしまい、好機を生かすことができなかった。その後、キルプレーから立ち直った早大がGKをベンチにあげ、6人攻撃を仕掛けたが、相手の連携ミスを見逃さなかった渡邉がロングシュートを決め、決定的な1点を獲得。試合終了間際で2人がペナルティを受け、3対5の数的不利のピンチに陥るが、必死のディフェンスで1失点に抑え、5―3で早大に勝利した。

序盤から早大の追い上げに苦しめられた2戦目。夏頃から得点力を課題としていたが、明大の弱点が露呈する形となった。「チャンスはたくさんあり、もっと決められるところはあったと思う」(村社)。秋リーグはまだ序盤。来週は慶大戦と続いている。「今シーズンではやったことがないチームなので、研究していこうと思っている」(井口)。課題を乗り越え、3連勝とつなげていきたい。

[ウエスト宙]

試合後のコメント
村社
――次戦への意気込みをお願いします。
 「〝全勝優勝〟をチーム全体のスローガンとして掲げている中で、厳しい試合をしてしまいました。来週の慶応戦はもっと余裕を持ち、チーム全体がいい雰囲気で次戦につなげられるような試合を展開できればと思っています」

井口
――パックの保持率が高かったことについていかがですか。
 
「第1Pは、シュート本数で負けていたので、パックを持っていても結局シュートまでたどり着けませんでした。次戦はシュートをたくさん打っていこうと思います」

――今後の意気込みをお願いします。
 「優勝を目指すのはもちろんですが、無敗で優勝できるように頑張りたいと思います」