筑波大倒しベスト8進出!/第60回全日本学生選手権

 2年連続のベスト8進出、そして天皇杯への切符を懸けた筑波大との2回戦。今季負け越している相手だったが、明治は伊与田主将(政経4)、山下(営4)の2ガードを軸に序盤から試合を有利に進めた。後半猛追に遭うもののしのぎ切り、今季5度目の対戦にして大きな勝ち星を挙げた。

 「プラン通りだった」(伊与田主将)という前半の試合運びは、序盤から本学のペース。1回戦と同じく伊与田主将、山下の4年生2人から絶妙なパスが通り、川崎(政経3)、金丸(晃・政経2)が3Pシュートを的確に決めていった。対する筑波大も、本学のゾーンディフェンスに対し外からのシュートを狙うが得点につながらない。山下のアシストや3Pシュートも光り、49-26の23点リードで前半を終えた。
 第3クォーターも本学ペースで試合は進んでいたが、後半、それまで巧みなプレーで会場を沸かせていた山下が足の不調からベンチに下がった。さらに第4クォーターに入ると、「想定外だった」(金丸(晃))というほど田渡(筑波大)の3Pシュートが決まり始め、一気に点差を詰められる。残り約1分半で89‐87のわずか2点差。しかしここで川崎の3Pシュートが見事にゴールを射止め、なんとか5点差にすると、筑波大はターンオーバーで失速。最後の猛追を振り切った本学は、96‐91でついに強敵・筑波大から勝利をもぎ取った。

 「あの2人がいるだけで楽に打てる」(金丸(晃))と、やはりチームにとって大きかったのは4年生の存在。ガード不在の状態で戦っていたリーグ戦後半とは違い、チームは勢いに乗っている。3回戦は第1シードの青学大との対戦となるが、明治のバスケを思い切りぶつけて挑んでほしい。