
開幕4連勝! 法大に3―1で勝利/秋季関東大学1部リーグ戦
秋季リーグ3連勝中の明大は法大との一戦に臨んだ。序盤は相手の強烈なサーブに苦しみ第1セットを落としたものの、流れを取り戻し勝利。4連勝となった。
◆9・6~10・25 秋季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス他)
▼9・14 対法大戦(キッコーマンアリーナ)
〇明大3{18-25、25-23、25-21、25-22}1法大
〈スターティングメンバー〉(ローテーション順)
S近藤蘭丸主将(文4=東福岡)、OH荒井貴穂(法2=駿台学園)、MB渡邉健(政経3=日本航空)、OP黒澤孝太(政経4=明大中野)OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB成村航希(政経2=東海大相模) 、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)
「相手のいいようにやられてしまった」(近藤蘭)と序盤から得点力の高い法大に苦戦を強いられた。思うように攻撃の形をつくれず、主導権を握られたまま試合が進行。流れを変えるきっかけをつかめないまま、ミスも相次ぎ、第1セットを落とす厳しい立ち上がりとなった。続く第2セットでは多彩な攻撃で応戦するも、19―22と法大にあと一歩届かない展開に。しかしこの流れを成村のブロックが断ち切り、連続得点を取ると一気に勢いを取り戻し、第2セットを取り返した。
第3セットでは明大の守備力が光った。「3セット目から慣れてきて、相手のクロスに対して手が出るようになった」(成村)という言葉通り、渡邉と成村のミドル陣がブロックを決め相手の攻撃を封じ込める。攻撃面でも黒澤のパワフルなスパイクに加え、渡邉がサービスエースを決めるなどリズム良く加点し17-12とリードを広げ、法大を突き放す。セット中盤では、チャンスボールに佐々木が素早く反応し、ダイレクトアタックでさらにチームを活気づける。一時は相手の巧みなフェイントに翻弄(ほんろう)され3連続得点を許す場面もあったが、そこから崩れることなく再びブロックで流れをつかみ、第3セットもものにした。第4セットでも明大の集中力は途切れない。「一対一のケースをつくった時に仕掛けるというブロック練習をしてきた成果がでた」(近藤蘭)と的確なブロックで試合を支配する。その後も大黒柱・黒澤のノータッチエースが決まり、勢いはさらに加速。黒澤のサーブを起点に4連続得点を奪う。最後は渡邉が鋭いスパイクを決め、セットカウント3―1で勝利を飾った。
開始直後は思うようにプレーできなかったが「2、3、4セットをしっかり取りきれたことは良かった」(近藤蘭)と苦しい場面でも試合の流れを引き戻す力を発揮した。次のリーグ戦は3週間後の駒大戦。秋季リーグ出場校唯一となる全勝を守っている明大はこの勢いのまま、さらなる連勝を重ねられるか。
[藤岡千佳]
試合後のコメント
近藤蘭
――4連勝されましたが、どのようなお気持ちですか。
「前半戦4連勝できたことは嬉しいのですが、まだ後半戦がありますし、連勝したからいいというふうには特に思っていないです。全カレ(全日本大学選手権)に向けてチームをつくっていく段階で、試合を通してどんどん成長しているのは実感しているので、あと7試合あるのでしっかりこの試合をものにして、個人としてもチームとしても成長できたらなと思います」
成村
――次のリーグまで期間が空きますが、どのような点を意識して練習したいですか。
「何を練習したらいいのかあまりわからない部分があると思うのですが、サーブミスがあったのでサーブの強化と、相手のクイックに対してのレシーブとブロックが良くなかったので、そこを改善できたらなと思います」
――リーグ戦、インカレの意気込みをお願いします。
「お母さんが毎試合見てくれているみたいなので、お母さんに恥をかかせないためにも頑張りたいです」
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