
一時同点に追いつかれるも 圧巻の開幕6連勝!/関東学生秋季1部リーグ戦
関東学生秋季1部リーグ戦(秋季リーグ)6戦目を迎え、いまだ無敗の明大は筑波大と対戦。前半一時同点に追いつかれるも、調子を戻し20―13で試合を折り返す。後半も総力戦で挑み、最終スコア39―30で開幕6連勝を飾った。
◆8・30~9・28 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)
▼対筑波大戦(日大八幡山体育館)
○明大39{20―13、19―17}30筑波大
試合開始1分、栃尾佑(法3=北陸)のシュートで先制点を奪うと、GK坂本京介(営1=洛北)が前半10分までに4度もスーパーセーブを披露しいい立ち上がりを魅せる。しかし14分、ミスから相手に速攻されるなど連続得点を許し同点に。「(秋季リーグ5試合は)前半で一方的になる展開だったが、今までと違って難しい試合展開になった」(熊谷継・農1=藤代紫水)。20分までは、取っては取られての展開が続く。「(相手に)真ん中から打たれる展開が多かったので、そういう部分をみんなで話し合って、ディフェンスを中心に修正した」(小嶋悠斗・営3=市川)と話すように、坂本のセーブも幾度と生まれ、ラスト10分で許した得点は1点のみ。さらに前半終了間際には熊谷が空中でパスを受け見事ゴールを決め会場を沸かせた。20―13とリードを広げハーフタイムを迎える。
続く後半も勢いは止まらない。前日12得点を決めた近藤佑樹(農4=春日丘)や向谷内海都(営3=氷見)を中心に順調に得点を重ねる。「前半の立ち上がりは(個人的に)シュートが決まらない場面もあったが、その後一回落ち着いて立て直すことができた」(向谷内)。15分には相手に3連続得点を許し明大サイドがタイムを取る。「点差が開いていた分、相手が走ってくることは分かっていた」(加藤良典監督)。タイムを終え、すぐさま小嶋の華麗なサイドシュートを皮切りに4連続得点。21分の段階で8点リードを奪う。「ハイテンポになったゲーム展開の中で、自分たちがしっかりシュートに持っていって、ディフェンスで足を動かしてやることができた」(加藤監督)。30分をまもなく迎える時間には途中出場のGK柳瀬陽介(政経2=浅野)が相手の強烈なシュートを止め、試合終了のホーンは鳴った。
39―30と大差をつけて勝利を手にした。また一つ白星を重ね開幕6連勝。「試合を重ねるごとに、本当に選手たちが自分たちのやるハンドボールを理解して、それをコートで表現しているのでこの結果につながっている」(加藤監督)。次戦には全日本学生選手権(インカレ)4連覇中の中大との対戦を控えている。春季リーグ戦では1点差で惜しくも涙をのんだ相手だ。このままの勢いでリーグ制覇へ近づけるか。いよいよヤマ場を迎える。
[木曽琴乃]
試合後のコメント
加藤監督
――今試合はサイドの得点も多かったですがいかがですか。
「プレスディフェンスをやってきたので、そこからアウトまでしっかり展開できていたので、そこはバックプレーヤー陣が相手のディベースに合わせず、しっかりスペースでも攻撃できていたのが良かったと思います」
外種子田渓汰主将(商4=国分)
――ディフェンスに関しては振り返っていかがですか。
「ディフェンスは6試合通して、常に試合ごとに良くなっているなという印象は多分みんな思っていると思うんで、来週タフな相手ですけど、同じようなディフェンスをできれば自分たちのペースの試合になるんじゃないかなと思います」
小嶋
――メンバーを入れ替えながらも点差を維持していました。
「春と違って、どのポジションにも1人ずつ代わりに入るメンバーが確立されてきているので、チーム全体として、層が厚くなっているのかなと思います」
向谷内
――これまでで一番タフな試合はありますか。
「初戦の早稲田戦でした。最初の試合ということで、緊張もあって、最初は思うようにプレーできなかった部分もあったんですけど、その最初の1戦で勝ち切ることができて、いい流れのまま6戦戦えたなと思います」
熊谷
――次戦へ意気込みをお願いします。
「次の試合は今日の筑波戦みたいに競った試合展開になると思うので、そこで自分たちのやることを計画してやれれば結果が出てくると思います」
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