中大相手に勝ち切る タフな試合を制す/関東大学1部リーグ戦

 明大がタフな試合を制した。序盤から両チームともに強度の高いプレーを見せたが、明大が完成度の高いディフェンスを見せ、追いすがる中大の反撃を封じた。

◆8・27~11・2 第101回関東大学1部リーグ戦(白鷗大大行寺キャンパス他)
▼9・14 対中大戦(明治大学和泉キャンパス)
○明大63{16―13、17―11、15―12、15―22}58中大

 スターターはPG千葉天斗主将(法4=明成)、SG針間大知(情コミ4=福岡大大濠)、SF武藤俊太朗(政経3=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際3=福岡大大濠)、PF塚田大聖(政経3=土浦日大)。

 序盤から激しい攻防が続いた。「相手は強度を高くして入ってくると思った」(山際祐希・営3=新潟商業)と、激しいプレーの応酬で試合はシーソーゲームの展開となった。それでもディフェンスから作ったチャンスをモノにし、相手に一度もリードを許すことなく前半を終える。

 後半「中大のプレーにアジャストできた」(山際)と、明大がさらに勢いに乗る。山際や湧川裕斗(政経1=福岡大大濠)の3Pシュートなどで点差を広げた。「後半になって(オフェンスが)ハマってきた」(針間)と、疲れの出る後半でも強度の高いプレーを展開した。最終第4Q、追いすがる中大は複数の3Pシュートで明大を猛追。一時は5点差まで差を縮められるも、「落ち着いていつも通りのプレーができた」(山際)と中大を振り切った。

 競った展開の中でしっかりと勝利した明大。昨年度のリーグ戦では下位に沈み、入替戦へと回ったが、今年度は全12チーム中4位の好位置につけている。一方で「疲労の面で足に結構来ている」(針間)と強度の高いプレーを続けてきた主力も疲れを見せた。リーグ戦1巡目は残り2試合。さらなる高みへ、過酷なリーグ戦を戦い続ける紫紺の戦士たちの活躍に注目だ。

[川瀬吾一]

試合後のコメント

山際

――ご自身のプレーでよかったところはありますか。
 「飛んできたボールをしっかり処理することができたところが良かったですし、2本3Pシュートを決めたところ、あとはディフェンスで強度上げることができたところだと思います」

――ディフェンスで意識したことはありますか。
 「前から当たりすぎないように、でもプレッシャーをかけつつというところを意識していました。早大戦は抜かれてしまいましたが、今日は抜かれずに済んだのかなと思います」


針間

――試合を振り返っていかがですか。
 「オフェンスの部分では、フェイントにタッチし続けるという相手がやられたくないことをずっと遂行し続けていたので、それが良かったと思います。ディフェンスは相手のキープレイヤーのス3Pシュートが嫌だったので、それをしっかり消すというプランでやりましたが、逆にアタックされることが終盤多かったのでそこは修正していかなきゃいけないと思います」

――1巡目は残り2試合です。
 「神大は去年から試合している中で、タフで強度が本当に高くて軽く入ると絶対に持っていかれるチームなので、絶対気を抜かないようにします。大東大はすごく勢いがあって選手自体の能力も高くて、去年から強いチームなのでチャレンジする気持ちを持ってやっていきたいと思います」