
一度もリードを譲らず 開幕から無傷の5勝目/関東学生秋季1部リーグ戦
開幕4連勝中の明大は、秋季リーグ戦の5戦目に東海大と対戦。立ち上がりから主導権を握った明大は一度もリードを許すことなく、終始安定した攻守で相手を寄せつけず、44―33で勝利した。
◆8・30~9・28 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)
▼9・13 対東海大戦(日大八幡山体育館)
◯明大44{24―16、20―17}33東海大
試合序盤から堅守を軸にゲームのリズムを構築した。「1対1が強いチームだったのでしっかり寄せ、勝負どころを絞らせることができた」(近藤佑樹・農4=春日丘)。東海大の攻撃を冷静に封じ込めたことで安定感が生まれ、落ち着いてオフェンスへとつなげられた。連続得点を複数記録し、着実に得点を重ねる展開となり、試合を通じて主導権を握る結果となった。「ディフェンスから速攻でつなげていく作戦だったので試合を通じて実行できた」(近藤)。向谷内海都(営3=氷見)のポストプレーや栃尾祐(法3=北陸)や熊谷継(農1=藤代紫水)の1対1の強さが光り大量リードに成功。前半17分には近藤が相手ディフェンスに体を寄せられながらも見事なスピンシュート決めて会場を大きく沸かせた。攻守にわたり好機を作り続けた結果、8点リードで前半を折り返した。
後半は前半から大きくメンバーを入れ替えて試合に臨んだ。主力を休ませつつも控え選手が積極的に持ち味を発揮。「出た時に仕事をしっかり果たすことが出来た試合だった」と語る細野聖太(政経4=春日丘)が果敢にシュートを放ち、3連続得点をマーク。チームの勢いをさらに押し上げる原動力となった。また、7メートルスローの場面ごとにGKを栁瀬陽介(政経2=浅野)にスイッチすると、その起用が見事に的中。鋭い反応で2本を立て続けにセーブし、相手に流れを渡さなかった。試合終盤、LWで出場した山本達毅(政経1=マリスト学園)が華麗なスカイプレーを決め、勝利を決定づける象徴的な得点となった。一度もリードを許すことなく試合を展開し、最後は11点差をつけて快勝を収めた。
主力陣の安定感と控え選手の思い切ったプレーがかみ合い、春リーグに引き続き東海大に勝利を手にした。これで開幕5連勝を飾り、優勝へ向けて大きく前進。個々の力だけでなく、チーム全体で戦う姿勢が優勝のカギとなることは明白であり、今後の戦いにも大きな期待が寄せられる。
[柏倉大輝]
試合後のコメント
近藤
——11点をつけて勝てた要因は何ですか。
「オフェンスでのミスが少なく、相手の勝負どころを抑えられたことが要因だと思います」
細野
——東海大の印象はいかがですか。
「スピードが速い点が一番大変でした」
栁瀬
——残りの試合に向けて意気込みをお願いします。
「7メートルスローを1点でも多く止めて、チームに勢いづけられるようなプレーをしたいです」
山本
——どういう気持ちでプレーしていましたか。
「出場時間が短いので、その中で結果を出してチームの戦力になれるように頑張りました」
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