塩﨑、大学初の優勝を飾る/東日本学生秋季新人戦

1999.01.01
塩﨑、大学初の優勝を飾る/東日本学生秋季新人戦
 春に続く新人戦。この大会に本学からは7人が頂点を目指し挑んだ。結果は、グレコローマンスタイルで、84㎏級の佐藤が3位入賞。そして10月の全日本大学グレコローマン選手権大会で準優勝の塩﨑が見事、優勝に輝き同時に敢闘賞も受賞した。

 3日間にわたって行われた今大会。1日目のフリースタイルでは惜しくも全員が3回戦までに敗退してしまった。続く2日目のグレコローマンスタイルでは危なげない試合を繰り広げ、6人が3日目に駒を進めた。

 3日目、順調に勝ち進んだのは2年生の塩﨑と佐藤の2人。1、2年生の登竜門とされる新人戦も今回が最後となる。そんな2人は口をそろえて「グレコでは勝 ちます」と話していた。しかし佐藤は準決勝で惜しくも判定負けを喫し、3位。この結果に佐藤自身、納得いく表情を見せることはなかった。一方、塩﨑は順調に勝ち進み、迎えた決勝戦。相手は1年生の工藤(国士大)だ。相手も勢いに乗っている中、1ポイントも与えず、得意の俵返しを決め勝利し、大学初の優勝を勝ち取った。

 試合後、「本当にうれしいっすよ」と満面の笑みを浮かべた塩﨑。「1年生と一緒に、普段の練習以外にも筋トレに力を入れていたことが報われた」(塩﨑)と試合に向けた姿勢や内容、共に納得のいくものとなった。多賀総監督も「前回の全グレの準優勝が自信につながったんだろう。あいつは頭一つ抜けていたし、危なげない試合だったよ」と称賛した。

 前回の全日本大学グレコローマンスタイルでの準優勝、そして今回の優勝でさ らに自信をつけた塩﨑が、次に狙うのは天皇杯での優勝だ。勢いそのままに臨んでほしい。