白鷗大の壁高く 春の悔しさ晴らせず/関東大学1部リーグ戦

 今試合の相手は関東大学選手権でも敗れた白鷗大との一戦。前半から互いに得点を重ねていくもフリースローを決め切れず9点を追いかけ後半へ。一時は点差を縮めたもののあと一歩及ばず。81-92で敗北を喫した。

◆8・27~11・2 第101回関東大学1部リーグ戦(白鷗大大行寺キャンパス他)
▼9・10 対白鷗大戦(駒沢オリンピック公園屋内球技場)
明大81182218232023252492白鷗

 スターターはPG千葉天斗主将(法4=明成)、針間大知(政経=福岡大大濠)、SF武藤俊太朗(政経3=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際3=福岡大大濠)、PF塚田大聖(政経3=土浦日大)。

 リーグ戦7戦目の相手は白鷗大。関東大学選手権でもマッチアップしており、その際は21点差を付けられた相手だ。その相手について針間は「一人一人の能力が高く、オフェンスとディフェンスどちらも強度が高いチーム」と語り警戒を強めていた。序盤から両者ともにシュートレンジの広さを発揮し、得点を重ねていく。しかし、かさんだファールから与えたフリースローを決められるなど徐々に点差が広がっていき前半を9点のビハインドを背負って終えた。

 「相手の3Pシュートが決まっていき流れを持っていかれた」(塚田)。後半に入っても相手ペースの試合展開は変わらず。焦りからか明大にもミスが目立ち始め、大きく水をあけられた。第4Q序盤には塚田が連続で3Pシュートを沈め、一時5点差に詰めよることに成功。しかし、ここで白鷗大がタイムアウト。「(タイムアウト前は)リバウンドやスティールから追いついていったが、その後は自分たちの詰めの甘さが出てスコアされてしまった」(針間)と相手を抑え切れず突き放された。このまま試合は終了し、81―92でリーグ戦連勝は3でストップした。

 針間は「(今季は)ディフェンスで相手を抑えて勝つ展開が多く、それがチームの特徴でもある」とし「今試合は相手に90点取られて自分たちのやりたいことができなかった」と悔しさをにじませた。次戦の相手はここまでリーグトップの得点数を誇る早大。「一対一の部分で負けないようにしっかりスカウティングして自分たちのバスケをしていきたい」(塚田)と気を引き締めた。

[早坂春佑]

試合後のコメント
針間
――試合振り返っていかがですか。
 「今日の試合は相手のペイント内でのシュートをできるだけ抑えてというプランでやっていたのですが、リバウンドやインサイドをやられてピックアウトから3Pシュートを打たれるなど自分たちのやりたかったプランを遂行し切れなかった試合でした」

――次戦の早稲田戦にどのように臨みますか。
 「3月に六大学リーグ(東京六大学リーグ戦)で早稲田とやったときには、約30点差で負けているので相手のスコアの能力はよくわかっていますし、自分たちのディフェンスがどれだけできるかが軸になってくると思うので、そこを意識してやっていきたいです」

塚田
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
 「前半は全然3Pシュートが入っていなくて、後半は入っていたので前半から気持ちをしっかり入れて決めていければよかったなと思います」

――関東大学選手権のときと比べてどう感じましたか。
 「スプリングに比べて、自分含めてみんなが攻める技術も上がって白鷗とやり合えることがわかったので2巡目はもっと積極的にいったり、ディフェンスの部分も後半はしっかりポストアップを頑張れて感覚的にも守れているなと思ったので2巡目はもっといい試合にしていきたいです」