悔しい総合8位/全日本運転競技選手権

1999.01.01
悔しい総合8位/全日本運転競技選手権
 4年生の引退試合である今大会。細谷(情コミ4)が豪快なハンドルさばきも繊細な走行でミスなく競技を終了し、男子小型乗用の部Bで3位。そして、荒木(情コミ3)が女子小型乗用の部で優勝と個々では好成績を収めた。だが、天野主将(文4)は走行開始直後にポイントを踏んでしまい14位、関谷(政経3)が11位、石渡(商4)が8位で、男子の部総合は8位と全体的には結果が振るわなかった。天野主将は「練習場の確保が難しく、練習量が不足してしまった。フィギュアは練習が結果に反映する」と敗因を分析する。

 自動車部には2年生がいないため、出場人数の関係で、3月の試合からは1年生がレギュラーになる。試合経験がものを言う自動車競技において、低学年から試合に出られることは大きなアドバンテージだ。「3月の大会に向けて鍛えていく」(宮鍋監督)、「卒業まで1年生の育成を」(天野主将)、「冬に濃い練習をさせたい。4年生になったときに勝ってほしい」(細谷)と部を挙げて1年生を鍛える方針。これは、「競争意識が高い。これが維持できれば」と天野主将が言うよう、1年生への期待の表われからくる。悔しい結果となってしまった今大会だが、4年生の悔しさが1年生を強くしてくれることだろう。明大自動車部はこれから成長期に入る。