学芸大にフルセットで勝利 大会3連勝/秋季関東大学1部リーグ戦

2025.09.13

 秋季関東大学1部リーグ戦(秋季リーグ戦)でここまで2連勝の明大。3戦目の学芸大戦では苦戦を強いられるも勝利を収め、大会3連勝となった。

◆9・6~10・25 秋季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス他)
▼9・13 対学芸大戦(キッコーマンアリーナ)
〇明大3{23-25、26-28、25-20、25-19、15-9}2学芸大

〈スターティングメンバー〉(ローテーション順)
S近藤蘭丸主将(文4=東福岡)、OH荒井貴穂(法2=駿台学園)、MB渡邉健(政経3=日本航空)、OP黒澤孝太(政経4=明大中野)OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB成村航希(政経2=東海大相模) 、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)

 秋季リーグ3戦目は学芸大と対戦。第1セットは両校拮抗(きっこう)し、点差はほとんどなく20点台へ。ここで学芸大の連続ポイントが決め手となり、23―25で第1セットを落とす。第2セットは渡邉が相手ボールをダイレクトで返し先制すると、サイドアウトを繰り返す展開に。ピンチサーバーの松木太一(政経2=上越総合技術)も奮闘したものの「いつも取れているところが取れなかった。あとは相手のいいサーブに苦しんだ」(黒澤)とデュースの末26―28で第2セットも落としてしまう。

 後がない明大は、第3セット序盤から気迫あふれるプレーで食らいつく。中盤にかけて3連続ポイントを重ね18―12まで点差を広げた。そのまま得点を重ねて、最後は黒澤の強烈なスパイクが決まり、25―20で学芸大の王手を防いだ。続く第4セットは荒井のバックアタックと連続サービスエースで流れを引き寄せ25―19でセットを奪い、試合をフルセットまで持ち込んだ。最終第5セットでは、荒井がコート外までボールを追いかけパスをつなぐ執念のプレーを見せるなどの活躍で4連続ポイントを決め大きくリードする。「佐々木と荒井を中心にパイプやレフトサイドの攻撃がすごく良かった」(近藤蘭)と攻撃の手を緩めず得点し、15―9で第5セットを奪いセットカウント3―2で勝利した。

 第1、第2セットを奪われ、ストレート負けが頭をよぎる展開もあった明大。しかし、気持ちを切り替え第3、第4、第5セットを取り切り、大会3連勝を収めた。「法大はエースを中心にいいバレーをしてくるので、それに対して自分たちはサーブでしっかり攻め込んで、自分がいいところに持っていって最後はスパイカーに託したい」(近藤蘭)。明日の法大戦でも優勝へ向けて白星を勝ち取りたい。

[岩本文乃]

試合後のコメント
近藤蘭
――学芸大の印象を教えてください。
 「サーブで攻めてきてどこからでもクイックを通してくるし、パイプも通してきて、セッターを中心で回っているチームで複雑なコンビバレーをしてくる中で、僕たちもそれに対応しないといけないと話していました」

――3連勝の心境はいかがですか。
 「連勝したからいいと思っていなくて、取りこぼさなかったのはすごく良かったんですけど、これまでやってきたバレーができたかといったら100%を出し切れていないので、そこをしっかり修正して、明日の法大戦をやり切りたいです」

黒澤
――明日の試合に向けて意気込みをお願いします。
 「今日の自分の出来などは関係なくしっかり切り替えて、明日いい試合をして相手に圧倒して勝てるように頑張りたいです」