強敵早大に敗北 次戦につなげる一戦に/関東大学女子1部リーグ戦

2025.09.12

 関東大学女子1部リーグ2戦目の相手は強豪・早大。シングルスで1勝をつかむも、ダブルスでは勝利をつかめず。計1勝6敗と敗北を喫した。

◆9・5~18 第61回関東女子1部リーグ戦
▼9・8 第2戦対早大(有明テニスの森テニスコート)
×明大1{D0-2、S1-4}6早大〇

D1:藤永・藤井組 0{4-6、2-6}2 平田・小高組〇
D2:五十嵐・長谷川組 0{5-7、6-7(3)}0 金子・田邑組
S1:〇長谷川 2{6-2、2-6、7-5}1 宮田
S2:丸山 0{4-6、3-6}2 小高〇
S3:後藤 1{6-1、3-6、3-6}2 田邑〇
S4:藤永 0{6-7(4)、1-6}2 平田〇
S5:住吉 0{2-6、4-6}2 小畑〇
D=ダブルス、S=シングルス)

D1藤永萌花(文3=野田学園)・藤井梨奈(商1=東京)組VS平田葵・小高未織組】
 第1セットは苦しい展開が続いた。序盤から相手の強気なプレーに押され、第1、2ゲームを落としてしまう。しかし、第3ゲームでは藤井のボレーも光りキープする。このまま流れに乗れるかと思われたが、平田・小高組も流れを渡さず一時は1―5と大幅にリードを広げられた。「強気なプレーに引いてしまった」(藤永)。後がない第7ゲームでは藤永の見事なサービスによってキープ。これを機に明大は調子を取り戻し、藤永は「積極的にポーチに行くことができた」、藤井は「前衛も後衛も強気でできていた」と振り返った。第8ゲームでは40―30のカウントで藤井が冷静にポーチを決め、4―5まで詰め寄るも追いつくことはできなかった。

 反撃開始の期待がかかる第2セット。2―2で迎えた第5ゲームでついに均衡が破れた。これまでキープに成功していた藤永のサービスゲームで相手の鋭いボレーやダブルフォールトが絡みラブゲームキープされる。「相手ペアは前後ともに固いペアだった」(藤井)。第6、7ゲームでも1ポイントも奪えず2―5で第8ゲームへ。0―30のカウントから華麗なレシーブを決め15―30とし反撃の機会としたい明大だったが奪い切れずに2―6でセカンドセットを終えた。

 試合には敗北したものの、長いラリーでの冷静な対応や、コースを丁寧に狙うプレーが多く見られた。次戦でも強気のプレーでリーグ戦2勝目をつかみとりたい。

 [川村暖]

試合後のコメント
藤永
――試合を振り返っていかがですか。
 「4―5になったときまでは自分たちも引かずにしっかりラリーができていたので良かったのですが、最終的には相手の強気なプレーが自分たちにとってプレッシャーとなってそこで引いてしまったので、それが負けた原因だと思います」

――追い上げたときの状況を教えてください。
 「ポイントを取っていくうちに自分たちのテンポ感が上がっていくというのもありますし、声援が自分たちにいい影響を与えていました」

藤井
――試合を振り返っていかがですか。
 「ファーストセットで2―5になるまででストロークでかなり引いてしまったことが相手にアピールされた原因だと思います。4―5までもってきたときに、前の動きを強気でできたことでリードを縮めることができましたが、最後まで引いてしまったことが敗因だったため、次戦は引かずにプレーをしたいと思います」

――相手ペアの印象を教えてください。
 「とにかくストロークが固くて、ボールもしっかり深く入るので引いてしまったのですが、上ボレーやスマッシュもしっかり決めてくる、前後ともに固いペアでした」