
ホームゲーム1日目 接戦を制し専大に勝利!/関東大学1部リーグ戦
ホーム開催1日目の専大戦が行われた。選手紹介ビデオなどで会場のボルテージが高まる中、試合が始まった。普段よりも近くで観客の声援を受けてプレーする選手たち。相手のプレッシャーに押される場面もあったが、3年生の選手を中心に流れを引き寄せた。終盤の連続得点でシーソーゲームを制し、見事リーグ戦4勝目を飾った。
◆8・27~11・2 第101回関東大学1部リーグ戦(白鷗大大行寺キャンパス他)
▼9・6 対専大戦(明大和泉キャンパス)
○明大65{15―18、22―16、13―12、15―17}63専大
スターターは、PG千葉天斗主将(法4=明成)、SG針間大知(情コミ4=福岡大大濠)SF武藤俊太朗(政経3=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際3=福岡大大濠)、PF塚田大聖(政経3=土浦日大)。
ホームゲームでの開催となる今回の専大戦。明大、専大それぞれ映像と共にメンバー紹介が行われるなどの演出がされ、会場は普段のリーグ戦とは違った雰囲気を帯びていた。
試合は明大ボールで始まり、開始早々武藤のレイアップで先制点を獲得するものの、直後に相手の3Pシュートが沈んだ。トランジションもとても速い上に、互いに一進一退の攻防戦となった。「簡単に勝てる相手ではないと分かっていたので、入りからしっかりディフェンスで強度を上げて自分たちの流れを作ろうというふうに我慢し続けて流れをつくる」(森田稀羅・営3=北陸学院)。我慢を続けたことが功を奏した第2Q約6分30秒、PG湧川裕斗(政経1=福岡大大濠)のミドルシュートを皮切りに明大が4連続得点を果たす。これにより、第1Q終了時点でつけられた3点のリードをそのまま相手に返す形で前半を終えた。
ハーフタイムには、チアガールのパフォーマンスも行われた。「後半戦も頑張ってください」の一声でパフォーマンスが終わり、その声を受けて明大は後半戦へと臨んでいった。
第3Qでは、塚田や武藤の得点で流れを呼ぶも、相手のオフェンスリバウンドの粘り強さに、苦戦を強いられてしまう場面も見られた。しかし明大は4点差をつけ、リードは保ったままで第3Qを終えた。決して安心はできない点差で、シーソーゲーム状態は第4Qでも続く。専大は3Pシュートでの猛追を図り、互いに数点ずつ追い越し追い越され状態。しかし、終盤残り30秒を切った場面での塚田の3Pシュートが決まり、一気に点差は5点に開く。「我慢して、みんながプレーをやめずにやり続けた」(千葉)。残り1秒10秒時点で相手の3Pシュートが沈むも、明大が逃げ切る形で勝利を収めた。
「全体を通してすごく苦しい展開だったが、メンバーが各々自分の役割を果たして、我慢して、勝ち切れたゲームだった」(千葉)。緊迫感のある時間が試合全体に渡っていた今試合。勝利の裏にはやはり〝勝ち切る力〟があった。たくさんの声援を受けるホームゲームだからこそ、よりこの力が発揮されたのだろう。1巡目ももうすぐ折り返しだが、この好調子を保てるか、今後も注目だ。
[中川美怜]
試合後のコメント
千葉
――接戦を制する事ができた要因を教えて下さい。
「本当に我慢し続けたということだと思います」
――ホームゲームはとてもにぎやかでした。
「普段この体育館でやるときには、たくさんの観客の方に見てもらいながらプレーすることもなかなかなかったです。ホームゲームということで、距離も近く見てもらって、普段とは少し違うような気持ちもありましたし、改めてこう応援してくれる方々がたくさんいるんだなと実感しました」
森田
――今日はガード陣の中でも特にプレータイム多かった印象でした。
「接戦の試合になってくると、自分が去年も一昨年もよく出てたので、その経験からして出ることが多くなってくると思います。そういう場面でしっかり落ち着いて、チームを勝たせられるようにやっていきたいなと思います」
――ケガなどもありましたがコンディションはいかがでしたか。
「スプリング(トーナメント)はケガして出られなくて悔しい思いをしたので、リーグ戦で自分が戻ってきた時にもっと強くなれるように頑張ってました。実際今いい感じで勝ててるので、コンディションはいいかなと思います」
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