国士大にチーム一丸でつかんだ勝利/秋季関東大学1部リーグ戦
秋季関東大学1部リーグ戦(秋季リーグ戦)1戦目は日体大にフルセットの末勝利し、勢いに乗りたい2戦目。国士大相手に1セットを取られるも第3、4セットを奪い開幕2連勝を飾った。
◆9・6~10・25 秋季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス他)
▼9・7 対国士大戦(早稲田アリーナ)
〇明大3{25-19、18-25、25-21、25-22}1国士大
〈スターティングメンバー〉(ローテーション順)
S近藤蘭丸主将(文4=東福岡)、OH荒井貴穂(法2=駿台学園)、MB渡邊健(政経3=日本航空)、OP黒澤孝太(政経4=明大中野)OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB山田美雄(政経4=東福岡) 、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)
秋季リーグ2戦目は、前日に東日本大学選手権で優勝した筑波大をストレートで下した国士大と対戦した。第1セットは、序盤から山田がサービスエースを連続で決め、たまらず国士大はタイムアウトを要求。その後も順調に得点を重ねた明大は、25-19で第1セットを先取した。しかし、第2セット開始直後に3連続得点を許し、主導権を握られてしまう。タイムアウトを取るも、流れを引き寄せられず、ミスも重なり、18―25で第2セットを落とす。
試合の展開を変えたい第3セット。立ち上がりは順調かに思えたが、磯脇のアクシデントにより井口真一(政経1=岡谷工業)が代わって入り、逆転を許す。さらに、国士大が2連続ダイレクトを決め、流れを奪われたかのように思えたが、途中出場の前嶋悠仁(法4=日本航空)がサービスエースを決め、さらに佐々木のスパイクも相まって25―21で第3セットを制する。
第4セットで黒澤、前嶋、渡邉の3枚ブロックが成功し、相手のミスも重なり得点を重ねる。中盤まで拮抗(きっこう)した展開を見せるも、途中出場の三宅雄大(文2=駿台学園)が鋭いスパイクを決め、松木太一(政経2=上越総合技術)がサーブで乱すなど、一気にペースを握った。「自分の仕事は点数を取ることではなく、チームの流れを変えることだと思っているので、4セット目でサービスエースを取ることで、チームの雰囲気を変え、勝利に繋げられた」(松木)。25―22でセットを奪い、3-1で2連勝を遂げた。
満足する試合展開はできなかったが「3セット目途中から前嶋が入ったり、4セット目で2枚替えをしたり、チーム全員で勝ちきれた」(近藤蘭)とリザーブメンバーと共にチーム全体で勝利をつかんだ。「全日本インカレ(全日本大学選手権)での優勝を目標にしているので、それに向けて秋季リーグはチームをつくっていきたい」(山田)と語るように、この先戦っていく強敵に対しても、堂々と立ち向かっていく姿勢を見せてほしい。
[君嶋亜美果]
試合後のコメント
近藤蘭
――試合振り返っていかがですか。
「今日の試合は、自分たちのバレーが100パーセント出せずにストレスが溜まってしまい、サイドアウトも取れずに苦しい展開でした。しかし、その中でリザーブのメンバー含め全員で勝ち切れたことはすごい良かったかなと思います」
――学芸大戦への意気込みを教えて下さい。
「学芸大学さんは4枚攻撃をしっかりと組んでくるチームで、いいバレーをしてくるので、そこに対して自分たちのディフェンス、ブロックとディグの関係性をしっかりつくった上で、1週間しっかり練習をして、いいパフォーマンスを出せるように準備していきたいです」
山田
――サービスエースで流れを持っていったと感じました。
「あれは偶然だと思います。その後が全然良くなかったので、あれがキープできるぐらいのサーブをもっとこれから突き詰めていけばいいかなと思います」
松木
――昨日の日体大戦を終えてどのような気持ちで臨みましたか。
「昨日はフルセットで、あまりいいゲーム展開ができなかったので、自分たちのバレーボールは切り返して早いコンビをすることなので、今日の試合もやはりチャレンジャー精神を持って試合に取り組みました」
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