
筑波大に快勝! 王座進出へ好スタート/関東大学女子1部リーグ戦
関東大学女子1部リーグが開幕し、王座(全日本大学対抗テニス王座決定試合)で2連覇中の強豪・筑波大との第1戦に臨んだ。明大はダブルスで2戦とも勝利すると、シングルスでも勢いそのままに5戦4勝。計6勝1敗と圧倒し、初戦を勝利で飾った。
◆9・5〜18 第61回関東大学女子1部リーグ戦
▼9・6 第1戦対筑波大(有明テニスの森テニスコート)
〇明大6{D2―0、S4―1}1筑波大×
D1:〇藤永・藤井組 2{6―3、6―2}0 吉田・中新組
D2:〇五十嵐・長谷川組 2{6―0、7―6(2)}0 櫻田・岸本組
S1:白崎 0{3―6、1―6}2 櫻田〇
S2:〇長谷川 2{7―6(6)、1―2 ret}0 中山
S3:〇丸山 2{6―0、6―3}0 中新
S4:〇後藤 2{7―5、6(8)―7、6―4}1 吉田
S5:〇藤永 2{6―2、6―1}0 名倉
(D=ダブルス、S=シングルス)
【D2五十嵐唯愛(政経4=四日市商)・長谷川晴佳(国際3=野田学園)組VS櫻田しずか・岸本聖奈組】
第1セットは最初のゲームを明大がキープすると、第2ゲームでいきなり試合が動く。長谷川のリターンエースで先制すると、勢いそのままにラブゲームでブレークに成功した。「出だしから積極的に自分たちからポイントを取りにいけた」(長谷川)第4ゲームも相手の高速サーブを粘り強くリターンし、ラリー戦を制する。30―40とブレークポイントを握ると、相手のボレーがアウトとなりまたもブレーク。続く2ゲームも連続で取り、第1セットを6―0で先取した。「ゲームのファーストポイントを1ポイントも落とさず、常にリードした状態で始められた」(五十嵐)と、完ぺきな試合運びだった。
第2セットも明大のラブゲームキープから始まり、優勢のまま進むと思われた。しかし、第2ゲームの1ポイント目で相手の飛びついたボレーが決まると、筑波大側が調子を取り戻す。このゲームをキープされると、続く第3ゲームはデュースから甘くなった球をボレーで沈められブレークを許した。それでも第4ゲームで粘り強くラリーを制してすぐにブレークバックすると、以降は互いにキープが続く。5―5で迎えた第11ゲームは、40―15から2連続得点を許してブレークチャンスを与えたが、五十嵐が厳しいボールをなんとかラケットに当てリードを許さない。6―6のままタイブレークに突入すると、明大に攻撃のリズムが生まれ、サーブからボレーやスマッシュで決め切るポイントが続く。「欲しいポイントで取りに行くパターンを話し合い、実行できた」(五十嵐)と作戦がはまり、流れをつかんだ明大は7ー2でタイブレークを制し、ストレート勝ちを果たした。
次戦の相手は早大。「今関東で一番強い早大との戦いになる」(長谷川)強敵が続くが、チーム全員で団結し勝利をつかむことはできるだろうか。
[橋場涼斗]
試合後のコメント
五十嵐
――試合を振り返っていかがでしたか。
「リーグ戦初戦の1試合目、普段組んでいないペアということで期待と緊張がある状態で試合に入りました。攻撃の姿勢を崩さず、スタートから一気に連続ポイントを重ねたことで、チームに勢いをつけることができたのではないかと思います」
――次戦へ意気込みをお願いします。
「応援が選手よりも声を出し、チーム一丸となって戦えていたので、この流れで早大戦も勝ちに行きます」
長谷川
――試合を振り返っていかがでしたか。
「全体を通して無駄なミスも少なく、リードされても守りに入らず攻める姿勢を崩さずに戦えました。五十嵐さんとのダブルスは安定感・安心感があったのですごくやりやすくて楽しくプレーできました。2人の力だけでなく応援の力もあり、チームでつかみ取った勝利だと思います。チームが一体となって盛り上がったので自分もいい意味で調子に乗れました」
――第2セットはタイブレークにもつれる接戦となりました。
「第1セットのままうまくいくわけはないと思っていたので、シーソーゲームになっても割り切って、守りに入らずに積極的な姿勢を崩さずプレーできました。私達なら勝てるという自信もあったので、お互いを信じてプレーできたのが良かったです」
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