
今季初黒星 日体大の強力な攻撃を防げず/関東大学1部リーグ戦
リーグ戦開幕から2連勝で勢いに乗る明大は、ここまで同じく2勝で昨年度のリーグ戦覇者・日体大と対戦。満を持して挑むも、相手の高さやフィジカル、多種多様なオフェンスに流れをつかまれ思うように試合を進めることができない。しかし、第2Q後半からオールコートディフェンスで圧をかけ、相手のミスを誘発し点差を縮めていく。試合後半には3Pシュートで逆転を図るも相手の攻撃を守り切ることができず今季初の敗北を喫した。
◆8・27〜11・2 第101回関東大学1部リーグ戦(白鷗大大行寺キャンパス他)
▼8・31 対日体大戦(日体大世田谷キャンパス)
明大61{11―24、21―20、18―18、11―17}79日体大◯
スターターはPG千葉天斗主将(法4=明成)、SG針間大知(情コミ4=福岡大大濠)、SF武藤俊太朗(政経3=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際3=福岡大大濠)PF塚田大聖(政経3=土浦日大)。
「やられるというのは予想していた」(山際祐希・営3=新潟商業)。試合の入りから苦戦した。対策は万全に行ったが、それでも日体大の攻撃力が上回り、試合序盤で連続得点を許した。シュートの調子も上がらず苦しんでいた明大だったが、ディフェンスから流れをつかもうと第2Q後半からはオールコートプレスでディフェンスの強度をさらに高めていく。その策が見事にはまり、相手のターンオーバーを次々と誘いそのまま速攻で得点し、着実に点差を縮めていく。
後半に入ってもなおディフェンスの強度はゆるむことなく、相手のシュートを着実に落としていく。さらにオフェンス面では千葉や湧川裕斗(政経1=福岡大大濠)の連続3Pシュートが決まり、流れを引き寄せた。しかし日体大のフィジカルやドライブを最後まで止めることができずに今季初の黒星を挙げた。
結果として、各クォーターの入りに連続得点を許してしまった今試合。昨年度からつづく試合の入りという課題を修正できれば、明大が理想とするバスケットができるだろう。
[平良有梨奈]
試合後のコメント
山際
――途中出場でよく足が動いていた印象ですが、どのような気持ちでコートに入りましたか。
「自分の仕事は途中から出てチームの流れをそのまま維持したり、悪い流れを断ち切るという仕事なので、いつもアップから準備はしていますし、いい部分は続けて、悪い流れは切るという気持ちでコートに入ります」
――日体大対策はどのようにしてきましたか。
「コネ選手が中心なので、まずそこを止めること、あとは西部選手と石川選手のスリーポイントがあるのでそこを止めようという対策でした。対策通りにはできていたのですが、マークしていなかった他の選手にやられてしまいました。全体的にディフェンスは良くて、オフェンスができなかったなと思います」
鬼澤
――日体大にセカンドチャンスを多く与えてしまいました。
「試合前から、むやみに先に走り出すことなくリバウンドを取り切ってから自分たちのオフェンスを展開しようという話をしたのですが、それを遂行できなかったことが本当に悔しいですし、そういったセカンドチャンスを多く与えてしまったことがこの点差に響いたのではないかなと思います」
――今試合で良かった部分はどこですか。
「個人としては上手くいかなかったのですが、沢山アタックしに行けたことが良かったですし、チームとして誰が出ても自分たちの役割を果たしたことが、勝利につながらなくても次につながる要素だったかなと思います」
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