
秋季リーグ戦開幕 フルセットを制し白星スタート/秋季関東大学1部リーグ戦
昨年度11年ぶりの準優勝を成し遂げた秋季関東大学1部リーグ戦(秋季リーグ戦)。日体大との初戦はフルセットに及ぶ接戦となったが、辛勝し白星発進となった。
◆9・6~10・25 秋季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス他)
▼9・6 対日体大戦(早稲田アリーナ)
〇明大3{25-18、21-25、25-20、21-25、15―13}2日体大
〈スターティングメンバー〉(ローテーション順)
S近藤蘭丸主将(文4=東福岡)、OH荒井貴穂(法2=駿台学園)、MB成村航希(政経2=東海大相模)、OP黒澤孝太(政経4=明大中野)OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB山田美雄(政経4=東福岡) 、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)
第3セット
山田美雄⇄渡邉健(政経3=日本航空)
第1セット序盤は相手の攻撃に押されるも、近藤と山田の2枚ブロックを皮切りに流れをつかむ。鋭いスパイクやブロック、フェイントなど多彩な攻撃を駆使して点差を広げ、最後は荒井のサービスエースで1セット目を勝ち取った。続く第2セットは相手のサーブやブロックに苦しめられる展開に。山田が3連続得点で追い上げるが18-22とリードを覆せず、第2セットを落とした。
悪い流れを断ち切りたい第3セット。途中出場の渡邉が強打でコートを打ち抜き会場を沸かせ、19-16と点差を広げる。成村のクイックでセットポイントに迫ると25-20で奪い返した。しかし続く第4セットは大幅にリードされ、先に20点台を許すとそのまま奪われた。
勝負が決まる最終セットは佐々木のブロックで先制。続けて荒井とピンチサーバーの松木(太一・政経2=上越総合技術)のノータッチエースで勢いに乗る。さらに「大事なところで自分に上がってくるのはチームの共通認識」と黒澤がエースの意地を見せ、客席に跳ね返るほどの強烈なスパイクを放つ。14-12と先にマッチポイントを握ると、最後は荒井がレフトから鋭いストレートで得点し、フルセットを勝ち切った。
自分たちのリズムに持ち込めず苦しいゲームとなった。「ずっとやってきたリバウンドからの展開が全然できなかった」(佐々木)。課題は残るが「全カレ(全日本大学選手権)優勝が最終目標。そして春以上の成績を求めないとチームとして成長しないと思う」(近藤)と見据える先は優勝のみ。夏の努力、今日の勝利を次につなげられるか。明大バレー部の後半戦が始まる。
[藤原茉央]
試合後のコメント
近藤蘭
――開幕戦を振り返っていかがですか。
「夏合宿などでやってきたことが100パーセント出せたかというと違います。相手のいいサーブに苦しんだこともありますが、もっと自分たちのバレーが展開できたのではと思います」
――現在のチームの状態を教えてください。
「夏はSVリーグのチームと練習試合をさせていただいて、そこでも手応えはありました。また、先週早稲田大学さんと中央大学さんと対戦して勝ち越して今日も自信を持っていましたが、あまりできなかったのは悔しいです」
黒澤
――苦しい展開が続きましたが、今日の試合を振り返っていかがですか。
「相手のサーブが良くて苦しい展開になってしまいました。そういった中で、自分を含めてサイドがどれだけ決め切れるかが大事になってくると思います。フルセットになったのは良くなかったですが、とりあえずギリギリの試合を勝ち切れたのは大きいと思います。」
佐々木
――次戦への意気込みを教えてください。
「次は国士大なのですが、今日筑波大を3-0で倒しているのでしっかり勝ち切れるように頑張ります」
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