
青学大に粘り勝ち 見せる集中力の高さ/関東大学1部リーグ戦
関東大学1部リーグ戦は2戦目を迎えた。対するは青学大で、関東大学選手権準々決勝以来の公式戦マッチアップ。序盤から優位に試合を進め、第3Qの相手の猛攻にこそ苦しむも、集中力を切らさず最終盤に逆転し勝利した。
8・27~11・2 第101回関東大学1部リーグ戦(白鷗大大行寺キャンパス他)
8・30 対青学大戦(日体大世田谷キャンパス)
○明大67{12-6、18-18、17-26、20-8}58青学大
スターターはPG千葉天斗主将(法4=明成)、SG針間大知(情コミ4=福岡大大濠)、SF武藤俊太朗(政経3=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際3=福岡大大濠)、PF塚田大聖(政経3=土浦日大)。
リーグ戦2戦目の相手は青学大。昨年度1部2部入替戦を制し、今年度から1部に参戦し、広瀬洸生ら大学代表クラスの選手を擁する強力なチームだ。「日本人チームなのでインサイドの選手が体を張って頑張ったり、全員フィジカルが強い」(針間)と、分析し試合に臨んだ。
昨年度課題であった立ち上がりの主導権を握り、序盤から優位に試合を進める。インサイド陣を中心に積極的に選手が入れ替わり、オフェンスのペースを緩めなかった。しかし、第3Qに流れが一変した。後半開始時から3Pシュートを立て続けに沈め、じわじわと点差を縮めてくる青学大。明大も塚田らシューターを中心に食らいつくも、青学大の新井翔太のバスケットカウント、広瀬の推進力に苦戦した。残り約6分ごろには、連続得点で一挙14得点を奪われ、逆転を許す。
だがこの試合、要所で相手の流れを断つシュートを決めたのが千葉。第3Q終了間際に3Pシュートを決め、3点差で最終Qにつなぐなど、重要な場面でのスコアリングが光った。第4Qにも1本沈め、チームハイの14得点を挙げる活躍を見せた。主将の奮闘もあり再び勢いを取り戻した明大は見事9点差で勝利。リーグ戦2連勝を飾った。
チームの中心である塚田は「今日も逆転されてから粘り勝ち。競った試合で勝てるチームになってきたので、そこはかなり成長できた」と、現状を分析。現に、今年度のゲームは10点から15点ほど点差を離されてからの粘りが際立っている。「夏(の練習期間)は押し合いの、例えば追いかけられる展開だったり、逆に負けているところから追いつく展開の練習をかなりした」(針間)と、試合への想定力の高さがチームの各所から垣間見えた。ここからさらに強豪たちとの大熱戦が予想されるが、最大の武器である〝勝ち切る力〟を見せ続けていきたい。
[橋本太陽]
試合後のコメント
針間
――最後のリーグ戦が始まりました。今どんな心境でしょうか。
「めちゃめちゃ怖いですね(笑)。やはり今年度は成績を残しているからこそ勝たなければいけないというプレッシャーはすごく感じていますし、勝たす責任があると思っているので。率直に言うと、個人的には毎日プレッシャーを感じながらやっている部分はあります。本当に全員能力があって、力がある選手が多いので、そこは頼りながら支えてもらいます。絶対にこのリーグ戦でできるだけ上位に、シード権を取ることが目標なので、全員の力で狙っていきたいと思います」
塚田
――新人インカレでは3位でした。後輩たちの活躍はどう映ってますか。
「(応援をしていて)めっちゃ楽しかったです(笑)。(今まで)自分の控えが不安だったので、そこに石川晃希(営2=宇都宮工業)だったり、齋藤翔太(政経2=土浦日大)がかなり頑張ってくれています」
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