
インカレ事前インタビュー⑤ 庭野直樹、加藤晃成、北村峻聖「みんなで天皇杯が取れたら」/日本学生選手権
9月4日から4日間、大学競泳界最大の大会・日本学生選手権(インカレ)が行われる。今シーズン最後となる大学対抗戦。『mighty』(力強い、偉大)というスローガンのもと、男子は総合優勝3連覇、女子はシード権獲得を目指す。
今回は、庭野直樹(商4=埼玉栄)、加藤晃成(商4=中京大中京)、北村峻聖(法4=須磨学園)のインカレ事前インタビューをお届けする。
(このインタビューは8月24日に行われました)
――インカレに向けて特に力を入れて練習しているところを教えてください。
庭野(以下、庭)「僕は中間ラップが得意なので、中間ラップの練習に特に力を入れています」
加藤晃(以下、加)「僕はラスト50メートルが得意なので、その部分を練習しています」
――これまでの3年半を振り返って印象に残っていることを教えてください。
庭「インカレはかなり印象に残っています。1年生の時は(1500メートル自由形で)3位を取ることができて、2年生の時は両種目(400メートル自由形、1500メートル自由形)で決勝に残ることができたのが印象に残っていて、3年生の時は(400メートル自由形で)2年生の時よりもタイムを落としてしまったので、悔しさの方で印象に残っています」
加「僕は寮生活をしているので、去年までは先輩たちがいて楽しくて、今年は自分が一番上になって、上手に後輩と関われたかなという思いもありながら寮生活はすごく楽しかったなと思います。また、泳ぎの面では自己ベストも更新して、いいタイムを出しながら水泳ができたので、最後のインカレでもう一回ベストを出して、みんなで天皇杯が取れたらなと思います」
北村(以下、北)「大学生になるまでチームで戦うことをあまりしてこなかったのですが、明治に入ってから、インカレでチームとして戦うことの楽しさだったり個人では経験できないような感情をたくさん味わうことができ、とても良かったなと思います」
――明大水泳部で成長したと思うところを教えてください。
加「4年生になって主務になったので、今までにできなかった体験、普通の部員ではできない経験をしたことが、水泳部にいて特別な体験だったかなと思います」
庭「自主性が身に付いたところです。高校生とは違い、大学生になるとある程度練習の自由が利くので、どのようにしたら弱いところを補えるのかを自分で考えながら練習をしていました」
北「人との関わり方です。今まではチームというチームで活動してこなかったのですが、去年から学校練にして、先輩によくしてもらい、今年は逆に後輩が入ってきたので、去年よくしてくれた先輩のようになれるよう頑張りました」
――現在のコンディションはいかがですか。
加「コンディションはまあまあいい感じで、残りあと2週間を切っているので、もう一段階(調子を)あげていけたらいい結果が出るのではないかと思います」
庭「僕も練習のタイムがいいので、残り2週間の調整期間でしっかり仕上げて、インカレで爆発できればなと思います」
――インカレまでの残り2週間で力を入れて練習したいところはありますか。
庭「残り2週間は力を入れるというよりかは整えるという感じなので、ベースを落とさずにスピードなどもあげていけたらと思います」
加「とにかくレースのことを意識して、あまり力まずに泳いで、あとは体調を整えることが一番だと思うので、しっかりご飯食べてたくさん寝て、休む日はしっかり休むというところを意識しながらリラックスしていけたらなと思います」
――チームの雰囲気はいかがですか。
庭「今年初めて明治の合宿に参加したのですが、やはり士気が高く、盛り上がりながら練習できていたので、練習からこのチームは天皇杯取れるな、という雰囲気がしています」
加「雰囲気はすごくいいと思うので、初日から明治がきているという流れが作れるように、4年生が引っ張っていけたらなと思います」
北「1年生から4年生の仲のよさが他のチームに勝っていると思うので、インカレでも生かしていきたいなと思います」
――1年生の時と比べてインカレに対する思いの変化はありますか。
庭「1年生の時はどちらかというと点を取れたらいいなという考えだったのですが、今は自分が引っ張っていかなければいけないし、インカレで引退するので、最後は一番高いところを目指して(チームを)引っ張っていきたいと思っています」
加「1年生の時は自分のことで精一杯だったというのがレースの印象としてあったのですが、4回目のインカレになるので、周りを見て声掛けをしたいです。また、4年生が結果を出すことで一番勢いがつくと思うので、特に自分は初日のレースというところもあるので、そこで4年生頑張っているぞ、というところを見せられたらいいなと思います」
――ご自身の強みを教えてください。
庭「中間をそろえることが他の人よりも得意なので、結構自信を持っています。あとはキックにも自信があります」
加「最後の50メートルです。インカレではその強みをしっかり発揮して引退したいです」
――インカレでの目標と意気込みをお願いします。
庭「取ったれ1番です。僕は水泳人生を通して、2番、3番は取ったことがあるのですが1番だけないので、最後はピカピカの1番を取りたいと思います。あとは明治で、みんなで、天皇杯を取りたいです」
加「水泳人生がこれで終わるので悔いなく終えるということと、天皇杯を取ることです」
北「ここには日本一熱い監督(佐野秀匡監督)がいるので、日本一熱いマネジャーを目指して総合優勝のために頑張ります」
――ありがとうございました。
[清水優]
関連記事
RELATED ENTRIES