秋季リーグ戦開幕白星! ホーム・和泉で早大を圧倒/関東学生秋季1部リーグ戦

2025.08.30

 全日本学生選手権(インカレ)のシード権につながる関東学生秋季1部リーグ戦(秋リーグ)が開幕した。ホーム・明大和泉体育館にて行われた初戦は早大と対戦。前半、苦戦を強いられながらも3点リードを奪うと、後半は攻守がかみ合った。最終スコア43―36で開幕白星を飾った。

◆8・30~9・28 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)
▼8・30 対早大戦(明大和泉体育館)
 ◯明大43{17―14、26―22}36早大

 試合開始から46秒、GK坂本京介(営1=洛北)のセーブから攻撃につなぎ、熊谷継(農1=藤代紫水)のシュートで先制した。その後は一進一退の攻防が続くも、3連続得点を許すなど一時4点ビハインドに陥る。「最初ディフェンスはロングシュートで勝負という感じでそれが入ってしまった。それをしっかり修正してしっかり止め切れたので、いい形でもっていけた」(坂本)。前半18分から小泉涼太(農3=藤代紫水)や小嶋悠斗(営3=市川)のサイド陣を中心に6連続得点。これで勢いに乗った明大は、3点のリードを奪い前半を折り返した。

 「早大がゲームの流れを変えようとしていた。(前半は)栃尾(佑・法3=北陸)起点にオフェンスでいいリズムが組み立てられていた中で、選手たちがゲーム内で修正して自分たちが下の広くなったスペースを攻められた」(加藤良典監督)。点差を縮められる場面もあったが、後半を通して3点のリードを維持。28分以降は坂本が一対一を止めるなどセーブが光り、早大に得点を与えず。「後半は〝自分たちらしさ〟を前半より出せた。ディフェンスがうまくかみ合って守れたので結果的に点差を広げられた」(近藤佑樹・農4=春日丘)。4連続得点で試合を締めくくり、秋リーグ好スタートを切った。

 春季リーグ戦(春リーグ)では7勝2敗の3位だった明大。秋リーグは「7勝以上で。そして優勝してインカレにつなげられるように頑張りたい」(加藤監督)と高い目標を掲げる。そんな中、次戦は春リーグで大敗を喫した順大を相手に迎える。「順大はパス回しが早くて、一対一も強いチーム。まずはディフェンスをしっかりして、そこから今日できたことをしっかり継続していきたい」(坂本)。ホーム開催となる順大戦でリベンジし、開幕2連勝を飾れるか。

[堀口心遥]

試合後のコメント
加藤監督
――開幕戦勝利となりました。率直な感想を教えてください。
 「やっぱりリーグ戦の初戦は難しいゲームになってくるので、そこで今日勝ち切れたのは大きいかなと思います」

――チームの理想像はありますか。
 「どの選手が出ても高いクオリティで、ディフェンスがしっかりできるところをチームとして掲げているので、そこを残りの8試合でできればなと思います」

近藤
――〝自分たちらしさ〟とは具体的にはどういう部分ですか。
 「アグレッシブなディフェンスと力強いプレーが自分たちの武器かなと思っています。初戦で最初から出すのは少し難しかったのですが、みんな後半は慣れてきて、そういう部分ができて良かったなと思います」

――4年生ということで最後のリーグ戦になりますが、何か懸ける思いはありますか。
 「あまりリーグ戦最後だからっていう気持ちはなくて。前回3位で優勝できなかったので、秋リーグこそ優勝したいという気持ちがあります」

熊谷
――春リーグから成長したと感じる点はありますか。
 「自分が頑張っているフェイントは、前よりはできるようになったかなと思います」

――春リーグから少し期間がありましたが、どのような練習をしましたか。
 「ドリブルから一対一するという、その一対一のバリエーションを増やすというのを目標にしていたので、それがうまくいって良かったです」

坂本
――試合を振り返っていかがですか。
 「初戦というのもあって、最初立ち上がりがうまくいかなかったんですけど、前半のうちにちゃんと逆転して、後半引き離せたのが良かったなと思います」

――後半の終盤ではセーブを連発していました。ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
 「前半と後半の最後25分までは何もできていなかったので。明日はラスト5分のキーピングをずっとできるようにしたいなと思います」