チームスプリントで4位 オムニアムでは鈴木が攻めの走り/全日本大学対抗選手権(トラック)2日目

2025.08.30

 大会2日目は男子ケイリン、オムニアム、男子チームスプリントに計5人が出場した。2日目終了時点での明大の順位は、1日目終了時点から順位が一つ下がった9位。しかし、結果だけからは見えない劇的なストーリーがあった。

◆8・30全日本大学対抗選手権(TIPSTAR DOME CHIBA)
▼男子ケイリン
予選
中村――2着 予選通過
1/2決勝
中村――DNF
7-12 位決定戦
中村――5位
▼オムニアム
鈴木――10位
▼男子チームスプリント
予選
吉田・藤澤・中村――46秒553 3着
3~4位決定戦
吉田・本田・藤澤――46秒718 4位

 ポイント方式で行われたオムニアムIのスクラッチでは、鈴木澪(政経3=松山学院)が1回目のポイント周回から群を抜く走りで、周りを突き放したまま1位通過。さらにポイント3、5、最終周回と3位以内で確実にポイントを稼ぎ、2位と実力を見せつけた。さらに、オムニアムⅣのポイントレースでも、残り21周から先頭で走り、仕掛けると3位通過。得点が2倍になる最終ポイント周回でもコーナーを曲がった直後に仕掛け、集団を率いる。しかし直線で刺され、惜しくも4位通過。トップ集団に果敢に攻めるレースを見せた鈴木だが、オムニアムの順位は10位となった。

 3人1組となり、1周回ごとに先頭選手が外れ、最後に残った選手のタイムを競うチームスプリント。この種目の予選には吉田唯斗主将(政経4=学法石川)、藤澤佑成(営2=興陽)、中村和樹(政経1=松山学院)の3人が出場した。スピードある力強い走りが武器の吉田が先頭でチームに勢いをもたらすと、二走目にはインターハイでの同種目で優勝したルーキー・中村が続く。そしてアンカーの「後半の伸びや持久力をみてほしい」と話す藤澤が46秒553のタイムを叩き出し、予選を見事、3位通過した。しかし、3〜4位決定戦を前にケイリンの1/2決勝に出場した中村が落車事故により負傷し、急遽、本田音輝(営3=松山工)が代わりに出場することとなった。出走前には3人で円陣を組み、思いを一つに挑んだ。今度は本田が一走目。即席で臨んだとは思えない勢いある走りを見せると、二走目の吉田も勢いそのままにペダルを踏み込む。「行け!」と力強い吉田の声で送り出された藤澤も、必死の走りでゴールは相手とほぼ同時。しかし、あと少し届かず、0.095秒差で4位という結果に。悔しさをにじませる選手たちに、観客席からは拍手と歓声が送られた。

 明日は全日本大学対抗選手権(インカレ)トラック競技最終日。学連新記録を出して優勝することを目標に掲げるタンデム・スプリントの吉田・本田ペアが出場予定だ。これでこのペアにとってはラストレースとなる。大学競技のみの種目で有終の美を飾れ。

[小松錦葵]