
水野・杉本組が準決勝進出 全国ベスト4以上決める/全日本学生テニス選手権5日目
全日本学生テニス選手権(インカレ)5日目は、準々決勝が行われた。明大は男子ダブルスの水野惺矢(政経2=四日市工)・杉本一樹(営1=湘南工科大付)組と、女子シングルスの長谷川晴佳(国際3=野田学園)が出場し、水野・杉本組が10ポイントタイブレークを制して準決勝進出を決めた。
◆8・25〜31 全日本学生テニス選手権(四日市テニスセンター)
▼8・29
[男子ダブルス準々決勝]
◯水野・杉本組 2{6ー4、4ー6、10ー5}1 伊左治・多田組(中京大)
[女子シングルス準々決勝]
長谷川 0{4ー6、3ー6}2 宮田(早大)◯
【男子ダブルス準々決勝:水野惺矢・杉本一樹組VS伊佐治陽生・多田怜正組(中京大)】
下級生ながら、接戦をモノにして勝ち上がってきた水野・杉本組。ベスト4を懸けた戦いの相手は、高身長からのサーブが強力な多田が引っ張る中京大コンビだ。
第1セットは中京大のサービスゲームから始まった。多田は予想通り高速サーブを放ち、サービスエースで40―30とゲームポイントを握られたが、そこから必死のリターンで相手のミスを誘発。ポイントを連取して第1ゲームからブレークに成功した。第4ゲームでブレークを返されたものの「ブレークからスタートして優位に立ったことで、得点パターンを探って相手の弱点を突く余裕ができた」(杉本)続くゲームも安定したリターンで相手の長所を封じ、すぐさまブレークして再び優勢に。その後は互いにキープが続き、ゲームカウント5―4で迎えた明大のサービスゲーム。0―30とされるも、杉本の正確なボレーやスマッシュ、水野のサービスエースなどで逆転し、第1セットは6―4で水野・杉本組が獲得した。
第2セットも出だしから30―40としてブレークチャンスとなったが、多田の強力なサーブでデュースとされ、水野のリターンが外れて中京大にキープを許す。両者キープが続き、2―3で迎えた第6ゲーム。水野の正確なサーブからラリーを支配して40―15としたが、杉本のボレーミスなどで40―40とされる。最後は入れることを意識した水野のセカンドサーブが甘くなり、多田にリターンエースを献上。このセットで初めてブレークを許した。「バックサイドの大きな選手(多田選手・中京大)が自分のセカンドサーブにプレッシャーをかけていて、弱気になったところを攻め込まれた」(水野)苦しい展開になるも、第9ゲームで取り返す。相手のサービスゲームを得意のラリー戦に持ち込んで相手のミスを引き起こし、杉本の見事なバックハンドエースも決まった。ラブゲームでブレークに成功しゲームカウントは4―5。続く第10ゲームを取れば同ゲームに並ぶ。水野のサーブがコースに決まるが、身長を生かした相手のボレーも決まり40―40までもつれ込む。すると、この場面も水野のセカンドサーブを多田が強打。コート中央の深い部分にリターンエースを決められ、4―6で第2セットを落とした。セットカウントは1―1となり、10ポイントタイブレークを制したチームが勝者となる状況に。
運命のタイブレーク。1点目は多田の豪快なサーブを返球することができず、中京大が獲得したものの、「最初から差を広げられないように、逆にこちらが差をつけるくらい集中した」(杉本)と、ここからが冷静だった。サービスゲームはサーブから優位に立ち、リターンゲームは安定したリターンでつないで、正確なラリーで相手のミスを待つ。エースはなかったが、5―2とした後は常に3点差以上をキープした。最終的に10―5と大差でタイブレークを制し、水野、杉本組が準決勝進出を果たした。
【女子シングルス準々決勝:長谷川晴佳(国際3=野田学園)VS宮田萌芳(早大)】
最終スコア4―6、3―6で敗れたものの試合内容はほぼ互角だった。第1セットでは大事な場面でのミスが重なりゲームカウント1―5と引き離される。しかし「昨日もおとといもビハインドからまくっているという自信があったので絶対大丈夫だという気持ちだった」と劣勢でも前向きに挑む。すると続く第7ゲームではデュースまで粘られるも強気のプレーでゲームを獲得した。流れをつかんだ長谷川は第8ゲームをラブゲームでブレーク。第9ゲームのキープに成功するも続く第10ゲームを落とし4―6で第1セットを落とした。
後がない第2セットもゲームカウント1―4と相手に先行を許す。迎えた第6ゲーム、宮田の速いサービスにも適応し高度なラリー戦を披露。最終的に競り勝ったのは長谷川。ブレークを果たす。「痛めていた部分があってサービスゲームは(落としても)仕方ないと割り切っていた。その分リターンゲームは今大会を通してリターンミスも少なく自分から狙いにいけた」。続くサービスゲームをなんとかキープしたが奮闘むなしく3―6でゲームセット。3年目のインカレはベスト8で幕を閉じた。
「ここまで上がれたのは自信にもなったし少しびっくりなところもあるのですが、こういったハードスケジュールの中で勝ち残れたのは応援のおかげだと思うので、感謝してインカレの結果を次に繋げたい」。何度も劣勢を覆し逆境をはねのけて勝ち進んだ今大会。手にした結果と自信を胸に関東大学1部テニスリーグ(以下、リーグ戦)に挑む。
[保坂啓太郎、橋場涼斗]
試合後のコメント
――試合を振り返っていかがでしたか。
杉本「相手も勢いが良くてすごかったですが、自分たちの軸を大切にして最後までやり切ろうと思っていたので、勝てて良かったです」
――今大会勝ち上がれている要因を教えてください。
水野「大会通してファイナルタイブレークに入ることが多いですが、そこで出だしから集中して一気に自分たちの流れに持って行けていることが、ここまで勝てている要因かなと思います。明日からも勢いよく頑張ります」
――準決勝へ意気込みをお願いします。
水野「ここまで残れると思っていなかったので、チャレンジ精神で明日も頑張ります」
杉本「ここまで来たら絶対優勝できるように頑張ります!」
――試合を振り返って良かったところと悪かったところを教えてください。
長谷川「メンタルが崩れなかったところと、ラリー中のしぶとさであったり展開力は自分の良いところだと思います。反省点としては最後のネットプレーで決め切れなかったり、ラリーで一定のボールになり過ぎていた時があったので、色々な球種を混ぜて翻弄(ほんろう)させていければ良かったです」
――リーグ戦に向けての目標と意気込みをお願いします。
長谷川「ずっと全日本大学対抗テニス王座決定試合(王座)を狙っているので王座に出場すること、そして私が出るところは絶対何があっても取るという気持ちで、私らしいプレーで勝ちにいきたいと思います」
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