リーグ戦開幕! 東海大との接戦制す/関東大学1部リーグ戦

 関東大学1部リーグ戦が開幕東海大を相手に前半からリードを保つと後半もその勢いは衰えず。最終Qに点差を縮められたが振り切った。リーグ戦初戦を勝利し、好スタートを切った

◆8・27~11・2 第101回関東大学1部リーグ戦(白鷗大大行寺キャンパス他)
▼8・27 対東海大戦(大田区総合体育館)
○明大63{20-18、24-10、13-12、6-20}60東海大

 スターターはPG千葉天斗主将(法4=明成)、SG針間大知(情コミ4=福岡大大濠)、SF武藤俊太朗(政経3=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際3=福岡大大濠)、PF塚田大聖(政経3=土浦日大)。

 今季は関東大学選手権と全日本大学新人戦ともに3位に輝き、好スタートを切った明大。昨季までとは違う、そう感じさせる戦いを見せつけた。だがこの結果に満足しているわけではない。千葉は「目の前の一試合一試合に全力を尽くして一つでも勝ちを積み上げたい」と強く意気込んだ。

 初戦の相手は磨き上げられたディフェンスで昨季リーグ戦3位に輝いた東海大。「東海大の個人の特徴やセットプレーを全員で対策してきた」(千葉)と2017年以来リーグ戦では直接対決を制していない相手だが、明大が序盤から強度の高いバスケで主導権を握る。前半を16点リードで折り返すと、後半も勢いそのままにスピード感のあるバスケを展開。「普段の練習からハーフコートに入る前にキャッチアップすることはみんなで意識していて、試合で発揮することができた」(鬼澤)とオフェンスだけでなくディフェンスも光る。第4Qではゴール下を支配され、リバウンドが取れない苦しい時間が続いたが、最後まで集中力が切れることはなかった。全員で守り切り、63―60でリーグ戦初戦を勝利で飾った。

 「昨年は追いかけられる展開の試合を勝ち切れなかったが、今年は初戦からそういう試合を勝ち切れたのがチームとして大きい」(千葉)。苦しい局面でもベンチメンバーやスタンドの選手が一体となって声を出し続ける。それが今試合の勝利を大きく手繰り寄せた。約2カ月に及ぶ白熱の戦いはまだ始まったばかり。強豪相手にも屈しない明大のさらなる飛躍を期待したい。

[早坂春佑]

試合後のコメント
千葉主将
――今日の試合を振り返っていかがですか。
 「スプリングトーナメント3位というのもあったのですが、自分たちはあくまでチャレンジャーというのをリーグまで確認してやってきたので、そういった気持ちが前半から出たゲームだったので、勝ちにつながったと思います。スプリングトーナメントから引き続き、みんなが役割を持って出た時間を精一杯頑張るところを徹底したのが勝利につながりました」

――スプリングトーナメントからリーグ戦までの期間に意識されてきたことを教えてください。
 「スプリングトーナメント3位という自分たちの中ではいい成績を残すことができました。でもリーグ戦も同じように勝てるとは限らないですし、一発勝負ではないからこそ実力が出る大会がリーグ戦だと思っているので、あくまで自分たちはチャレンジャーという思いは変わらなかったです。白鷗大さんや日体大さんと比べて安定して強いわけではないので、常に自分たちが頑張り続けることが必要だなと思っているのでチャレンジャー精神に重点を置いて練習に取り組んでいきました」

鬼澤
――ポストプレーだけでなくジャンプシュートの成功も目立ちましたが、そこに関していかがですか。
 「ショートロールからのジャンプシュートや自分の攻めというのは、去年からずっと磨いてきたことなので、それが試合の場で結果として出せたのはよかったです」

――今日の試合どのようなことを意識して試合に臨みましたか。
 「自分は留学生を止めることを第一に考えていて、その中で体を張ったディフェンスをすることを意識していました」