川上・山田組惜敗も成長感じた一戦に/全日本学生テニス選手権4日目

2025.08.28

 全日本学生テニス選手権本戦4日目には、男女シングルスの4回戦、男女ダブルスの2、3回戦が行われた。女子シングルスでは長谷川晴佳(国際4=野田学園)が勝利し準々決勝へと駒を進めた。男子ダブルスでは、水野惺矢(政経2=四日市工)・杉本一樹(営1=湘南工科大付)が昨年度の全日本大学対抗テニス王座決定試合の優勝校である日大の髙悠亜・山田矢音組を破る快挙を成し遂げ、準々決勝進出を決めた。

◆8・25~8・31 全日本学生テニス選手権(四日市テニスセンター)

▼8・28
[男子ダブルス準々決勝進出]
水野・杉本組

[女子シングルス準々決勝進出]
長谷川

[女子ダブルス3回戦進出]
後藤・藤井組

【男子ダブルス2回戦:川上慶槇(法2=大分舞鶴)・山田竜也(理工2=足利大付)組VS可児優希・山内日斗組(筑波大)】

 2年生ペアながら、本戦1回戦を突破し全国ベスト32に名を連ねた川上・山田組。ベスト16を懸けた舞台を「ここまで来られたことに満足はしていたので、チャレンジャーの気持ちでやっていた」(山田)と振り返った。第1セットは両者がサービスゲームをキープし合う展開が続いた。試合が動いたのは、ゲームカウント3―4で迎えた第8ゲーム。鋭いボレーを返球されブレークされると、続くゲームもあと1ポイントを取り切ることができず、このセットは3―6で落とした。後がない第2セットは積極的な攻撃が光った。ゲームカウント2―1で迎えた第4ゲームで、ロブやボレーを多彩に操る緩急をつけたプレーでブレークを奪うと、勢いそのまま3ゲームを連取。相手に反撃のスキを与えず、ゲームカウント6―1で第2セットを獲得した。10ポイントマッチのファイナルセットは、一進一退の攻防が続いた。山田の鋭いサーブと川上のコートの隅をつくボレーで得点を重ね、9―8とマッチポイントまで迫るも、その後は相手のサーブと深いストロークに苦戦し、連続でポイントを献上。9―11で惜しくも敗れた。

 3回戦へと駒を進めることはできなかったが、成長を実感できた今大会。「1年間ペアを組んでいるので、どこに打ってくれるだとか、ここを取ってくれるとか、そういう安心感もあるし、同級生だから言える部分とか、持ちつ持たれつの関係がだんだん出てきて、それがいい結果につながっているのかなと思う」(川上)と試合後に充実した表情で語った。今後、9月上旬には関東大学1部テニスリーグが、11月には関東学生選手権が、12月には全日本学生室内テニス選手権と大会が続く。「満足しないで一つずつ課題を克服して、もっと上目指せるようにしていきたい」(山田)。無限の可能性を秘めたペアの躍進に期待だ。

[髙橋未羽]

試合後のコメント
――本日の試合を振り返っていかがですか。
川上「シングルスが少し悪い形で終わってしまったので、ダブルスは切り替えて挑みました。山田とは『楽しいダブルスをやろう』という感じで話していて、負けても勝っても笑って終わるというのが今回体現できたので、それは良かったかなと思います」

――今大会の目標は具体的に定めていましたか。
山田「正直に言うと、本当に1回戦で勝つことしか考えていなかったので『目標は達成できたよね』って話をしていたんですけど、いざとなったらもっと上に行けたなと思いました」

――プレー中の笑顔が印象的でしたが、達成感はいかがですか。
川上「(ペアを組んでから)1年間でそんな勝てなかったのが、急に勝てるようになってきて、その分の達成感はあるんですけど、もう少しやれるかなという気持ちがあります」

――同級生のペアですが、プレーのしやすさはいかがですか。
山田「(川上は)シングルスが強いので、プレー中にはなんでもやってくれるし、精神的にも練習中や試合中に支えてくれるところあるので、コート内ではすごい頼りになるんですけど…コート外ではあまり…(笑)」