
躍進見せた明大勢 シングルス3人が全国ベスト16に/全日本学生テニス選手権3日目
36度を超える猛暑の中全日本学生テニス選手権(インカレ)3日目が行われた。シングルスはベスト16、ダブルスはベスト32を決める試合が行われ、シングルスは3人、ダブルスは5組が勝ち残った。
◆8・25〜8・31 全日本学生テニス選手権(四日市テニスセンター)
▼8・27
[男子シングルス 4回戦進出]
山中
[男子ダブルス 2回戦進出]
今里・河野組、水野・杉本組、川上・山田組
[女子シングルス 4回戦進出]
丸山、長谷川
[女子ダブルス 2回戦進出]
丸山・瀬戸組、藤井・後藤組
【男子シングルス3回戦:山中朝陽(文4=四日市工)VS高畑里樹 (日大) 】
ベスト16を懸けた相手は日大の高畑。第1ゲームを3本のサービスエースで取り切ると、相手のミスも重なり第2ゲームをブレークしリードを広げる。順調な滑り出しだと思われたが第3ゲームで2本のダブルフォールトでブレークを許す。「サーブに不安を抱えながら昨日今日プレーしていた」。第1セットではダブルフォールトが重なりアンダーサーブを打つ場面も見られサービスゲームの半分をブレークされるも「サーブを返してストローク勝負すれば勝てると考えていた」と思惑通りにリターンゲームを全て獲得しゲームカウント6―2で第1セットを取り切った。
続く第2セットでも2ゲームを先取したもののブレークを許し、ゲームカウント3―4で迎えたリターンゲーム。左右に打ち分け先にゲームポイントを迎えるも強烈なサービスを返せずデュースに。三度のリセットの末相手のミスでアドバンテージになると強烈なリターンで崩れたところをダウンザライン。4―4に追いついた。「相手の選手はガッツがあって強気なプレーが持ち味なので、そこで取られてもしょうがないとしっかり切り替えて戦った」。このゲームで流れをつかんだ山中は自身のサービスゲームをキープし、続くリターンゲームでも3連続ポイント奪取。マッチポイントでもダウンザラインを決めストロークの強さを見せつけた。
次の相手は昨年度インカレ王者の高(日大)。「昨年は4回戦で負けているので、昨年の結果を越えられるように頑張る」。山中、ラストイヤーで花を咲かせられるか。
[保坂啓太郎]
試合後のコメント
山中
――試合の組み立て方で意識したことを教えてください。
「特にサービスに自信がなかったので、サービスゲームは取れたらいいやという軽い気持ちで考えていました。リターンゲームはリターンを入れてストロークで勝負をすれば取れるという自信があったので、第2セットで何ゲームかキープされてしまったのですが切り替えて勝てて良かったです」
――試合を振り返って良かった点と改善点をお願いします。
「良かったところは自分が後手に回らず自信のあるストロークで勝負できたところです。改善点はサービスが入らなくて自信が持てなくなった時にストロークも崩れてしまった点です。明日はそこを改善します」
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