終盤に勝ち越し 慶大に辛勝/関東学生ラクロスリーグ戦

 前戦の日体大戦に敗れ、臨んだ関東学生ラクロスリーグ戦の3戦目は慶大と対戦。先制を許すもAT(アタッカー)板橋萌夏(政経4=明大八王子)の2得点を挙げる活躍などにより5-4で辛勝した。

◆7・12〜12・14 第37回関東学生ラクロスリーグ戦(大井ホッケー競技場メインピッチ他)
▼8・22 対慶大戦(駒沢オリンピック公園第二球技場)

〇明大5{2―2、2―1、0―0、1―1}4慶大

 試合開始早々、立て続けに攻め込まれ開始2分で先制を許し、その後も慶大の巧みなパス回しに翻弄(ほんろう)され、間髪入れずに2点目を失う。流れが相手に傾きかけていたが、板橋がゴール前にうまく入り冷静にシュートを決め1点を奪い返す。しかし再び慶大の攻撃が火を吹き、何度もゴール前まで攻められるもG(ゴーリー)島葉月(商4=帯広南商)の好セーブで追加点を許さず。すると第1Q(クオーター)終了間際にAT織田ひなの(文3=元石川)が得点を決め同点に追いつく。第2Qでは開始1分で板橋が2点目を決めるも、直後に追加点を献上し同点となるなど一進一退の攻防が続く。緊迫した試合展開となったが11分にAT宮田紬希(文4=金沢)がカウンターを決め均衡を破り、4-3とリードした状態で前半戦を終えた。

 第3Qでは両チームに2枚ずつイエローカードが出され慶大は2人、明大も1人の選手が2分間出場できなくなる荒れた展開となるも「やることをやるだけだった」(板橋)と姿勢は変わらなかった。攻撃の手を緩めない慶大だったが島とディフェンス陣がしのぎ得点を与えず、両者無得点に終わる。1点差で迎えた第4Qは開始早々に一瞬のスキをつかれ同点を許すが、5分には竹内晴花主将(法4=日女大付)が1人でゴール前まで切り込み勝ち越しに成功する。試合終了間際にはファールを取られフリーシュートの場面が多くなるも島の好セーブが続き、1点を守り抜いた。最後まで粘り切った明大が5―4で勝利を収めた。

 FINAL4に進出するためには負けられなかった今試合。「この3戦で成長している」(島)と試合を重ねるごとに確かな手応えを感じている。悲願の日本一に向け、次戦以降も着実に勝利を積み重ねたいところだ。

[重見航輝]

試合後のコメント

板橋

――本日の得点シーンをそれぞれ振り返っていかがですか
 「1点目はゴーリーがいない状態でのパスからのシュートだったので、冷静に決めることができました。2点目はパスを回してくれたので、自分が勝負するしかないという状況で、1点取ってチームに流れを持っていきたいという思いでした」

――第4Q終盤では攻められる展開が続きましたが振り返っていかがですか
 「ファールを取られてのフリーシュートが多かったのですが、オフェンスにつなげようという気持ちがディフェンス陣もオフェンス陣にもあったので、攻めのプレーで挑めたと思います」

――次戦以降への意気込みをお願いします。
 「まだ課題は多いのでそこを修正して、次戦以降も勝ち切ってFINAL4、全日本大学選手権につなげたいのでこれからも引き続き応援よろしくお願いします」