(男子)SPの流れそのままとはいかず 周藤総合7位/サマーカップ2025 ジュニア選手権男子

 大会最終日となった12日には、ジュニア選手権男子FS(フリースケーティング)の演技が行われた。3位でSP(ショートプログラム)を終えた周藤集(政経1=ID学園)は、冒頭で4回転トーループに挑んだが、大きな加点にはつながらず。総合7位で大会を終えた。

◆8・9〜12 サマーカップ2025(木下カンセーアイスアリーナ) 
▼ジュニア選手権男子FS

 SPでは納得の演技を見せ迎えたFS。新プログラム『ノートルダムの鐘』をエモーショナルに演じた。7月に行われたアクアカップでは「今はトー(ループの方が調子がいい)。昔は逆でサルコーの方が良かった」と話したように、冒頭で4回転トーループに挑戦した。しかし着氷とはならず、その後のジャンプでも勢いに乗り切れない。コンビネーションジャンプを含むトリプルアクセルも着氷こそするが、加点とはならなかった。PCS(演技構成点)の伸びも思い通りにはいかず、FSは107.40点。総合7位で惜しくも表彰式に参加できる6位には届かなかった。

 周藤にとって今年度はジュニアラストシーズン。FS130.53点で3位入賞を果たした2023年の全日本ジュニア選手権以来、130点の壁は超えられていない。五輪イヤーに伴い、今シーズンは多くの選手にとって節目の年となる。酸いも甘いも味わったジュニアの集大成として、周藤も節目の1年でさらに殻を破りたい。

[橋本太陽]

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