一時リードも終盤に突き放され日体大に敗れる/関東学生ラクロスリーグ戦

 連勝を目指し臨んだ関東学生ラクロスリーグ戦の2戦目は強豪・日体大と対戦。中盤までは互角の戦いを演じるも試合終了間際に突き放され6―9で黒星を喫した。

◆7・12〜12・14 第37回関東学生ラクロスリーグ戦(大井ホッケー競技場メインピッチ他)
▼8・11 対日体大戦(日体大世田谷キャンパスグラウンド)

明大6{1―2、3―1、0―3、2―3}9日体大〇

 試合開始早々、先に流れをつかんだのは日体大だった。何度もゴール近くまで攻められるもG(ゴーリー)島葉月(商4=帯広南商)の好セーブが光り、失点を阻止する。しかし7分、日体大の止まらない猛攻をしのげず先制点を献上してしまう。その後すぐ1点を奪い返し同点とするも、終盤さらに1点を失うなど劣勢の展開は続き1―2で第1Q(クオーター)を終えた。打って変わって第2Qでは明大が主導権を握る。「相手の守備が崩れたところからの展開でパスをシュートできた」とMD(ミディ)竹内晴花主将(法4=日女大付)、AT(アタッカー)板橋萌夏(政経4=明大中野八王子)らの3得点で逆転に成功する。しかし日体大もそれに負けじと攻撃の手を緩めず1点を取り返すなど一進一退の攻防が続く。

 リードした中での第3Q、突き放したい明大だったが日体大の巧妙なパス回しに翻弄(ほんろう)されなかなか展開をモノにできない。厳しい局面を粘っていたが「相手のキーマンにやられてしまった」(島)と、ゴール前で一瞬のスキをつかれ11分についに1点を奪われ、同点に追いつかれる。勢いづいた日体大がその後も立て続けに2点得点し、試合をひっくり返した。第4Qでは序盤に1点こそ失うもMD加藤千尋(営4=清瀬)らの活躍で2点を取り返し、巻き返しを図る。しかし日体大の勢いは止まらず、カウンターを決められるなど間髪入れずに2点を許し試合を決定づけられた。その後の反撃も及ばず明大は6-9で敗れ、連勝とはならなかった。

 前戦の東大戦に圧勝し波に乗りたい明大だったが、強豪の壁に跳ね返される結果となった。また「同じパターンで得点されたので、自分たちの修正力のなさが露呈した」(竹内)と様々な課題が見つかった試合でもあった。この敗北をバネに、さらなる成長を見せられるか。 

[重見航輝]

試合後のコメント

竹内主将

――試合前のプランを教えてください。
 「日体大はクロスワークをはじめとした基礎技術のレベルが高く、安定した得点力を持っているチームです。その高い基礎技術を想定して、オフェンスもディフェンスも準備していました」

――合宿を経たチームの雰囲気を教えてください。
 「合宿以前を振り替えると、まだ戦う準備や精神が整っていませんでした。夏合宿の中で、チームで勝ち切りたいと共通認識を図ったので、そこを意識して取り組めるようになりました」

――第1Qと第2Qの間に戦略的な変化はありましたか。
 「相手チームのクリアの対処に苦戦していたので、そこを変えていこうという話をしました」

――次戦の意気込みをお願いします。
 「 負けられない戦いが続きます。東大戦からの成長は見せられたと思いますが、今試合からより成長した姿を見せたいので応援よろしくお願いします」