
意地の猛追も及ばず 白鷗大に惜敗/第3回全日本大学新人戦
今大会3連勝で勢いに乗る明大は、関東大学新人戦で一度敗れた白鷗大と再びの激突。一時は点差を逆転圏内にまで縮めるも、最後まで相手を崩すことはできずに悔しい敗戦となった。
◆7・5~7・13 第3回全日本大学新人戦(国立代々木競技場第二体育館他)
▼7・12 対白鷗大戦(国立代々木競技場第二体育館)
明大73{10-15、17-25、18-18、28-23}81白鷗大〇
スターターはPG湧川裕斗(政経1=福岡大大濠)、SG井上涼雅(法2=洛南)、SG千保銀河(情コミ1=開志国際)、SF齋藤翔太(政経2=土浦日大)、PF石川晃希(営2=宇都宮工業)。
試合序盤から白熱の攻防が続いた。白鷗大が3Pシュート2本とバスケットカウントなどで得点を挙げると一方の明大は齋藤と井上を中心に応戦。「序盤白鷗大の強いあたりに押されてしまった」(石川)と第1Qを5点ビハインドで終える。第2Qも流れは変わることなく、相手に押される厳しい展開が続き、明大は2回のタイムアウトを使用。追いかける形で前半を終えた。
第3Q、明大は追い上げの兆しを見せる。湧川と千保のルーキー2人の3Pシュートと石川のバスケットカウントでオフェンスが活性化する。ディフェンスでも白鷗大を抑え、第3Qでは互角の戦いを見せた。そして勝負の第4Q、明大は猛追を見せる。「後半は自分たちがハッスルできて、ゲームの流れを持っていけた」(石川)と一時は逆転圏内まで迫る勢いだったが白鷗大の激しいプレーに押され、終盤はファールゲームに持ち込み相手にフリースローを許す結果となり、8点差で敗北した。
後半に猛追を見せた明大だが、前半のビハインドが重荷となった。一方で前回対戦よりも得点差が縮まったことについては「全員が声を出して明治らしいバスケットボールができていた時間が多かったことが要因」(齋藤)と前向きに振り返った。次戦は表彰台を懸けた三位決定戦。「明治らしいバスケットボール」を見せることはできるか。
[川瀬吾一]
試合後のコメント
齋藤
――自身のプレーについて振り返っていかがですか。
「ドライブはできていたんですけど、自分の持ち味のスリーポイントシュートが今日1本も入らなかったので、そこが課題です」
――ディフェンスプランはどのような感じでしたか。
「自分たちはサイズが小さいので、ガードにプレッシャーをかけて、とりあえず中を固めて、全員で跳ねたボールのリバウンドを取ろうという、チームでリバウンドからしっかりと取ろうというのが今回のチームで決めたルールでした」
石川
――何回も対戦をしている相手にどのような意識で臨みましたか。
「一番は気持ちの部分で、やはり自分たちよりも格上と言われている相手にどれだけ強い気持ちでできるかというところがチーム全体としてありました」
――次戦の意気込みをお願いします。
「明日はこのチームで戦える最後の試合だと思うので、自分たちの持っている力を全部出し切って3位で終わりたいと思います」
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