(5)本紙記者が男子新体操を体験!
次に、男子新体操の基本かつ重要な「姿勢」を正す練習。この練習は全身を映し出す鏡と向き合って行う。力の加減が必要とされるこの練習は大変難しく、なかなか理想の基本姿勢にたどりつかない。「基本姿勢でいかに自分をかっこよく見せるかが重要!」と三宅の指導にも熱が入る。
基本姿勢をなんとか形にしたところで、いよいよ手具を使っての練習だ。ロープでは高く投げてキャッチする練習をした。「自分から取りに行くのではなく、落ちてきたのを自然に受け取る感じ」と三宅。目の前で高く投げ上げられたロープの持ち手の部分は見事に三宅の両手に吸い込まれた。こんなことできるのはすごいと普段取材していて感じているが、こうして間近で見るとより一層感じられた。私も挑戦してみたが、何回投げてもなかなか手につかない。結果20回ほど挑戦して、よい形ではなかったが一度だけキャッチに成功した。
次に取り組んだのはリング。最初硬い素材でできていると思っていたが、意外に柔らかく驚いた。ここでは高く掲げたリングをうまく滑らせて首に通す技を練習した。手首の動かし方とリングを手から離す瞬間がこの練習のすべて。ロープほど難しくはなかったが、手首と離す瞬間のどちらかに意識がいってしまうので集中力が要求された。
続いてスティック。三宅は「スティックは一番演技のバリエーションがあるから、いろんなことに挑戦してみて」と自由な練習を求めた。しかし「高く投げて取れずに落としたらスティックは折れることもある。過去に何本も折った」(三宅)ということも。折れるかもしれないという危険性にビクビクしながらも、手具を使った練習でスティックが一番楽しかった。。
最後にクラブ。持ち手の部分は木でできており、当たるとこれがなかなか痛い。痛さを覚悟しつつ両手に持ち、それぞれが逆の回転を描くように投げてキャッチする練習を行った。この練習が一番難しく、最後までうまくキャッチするには至らず悔しかった。
最後に、体験入部をさせていただいた体操部のみなさん、ありがとうございました!
~三宅がエキシビションに出演~
◆11・22(土) 第25回十六大学対抗体操競技交歓大会しもつき杯(首都大東京南大沢校舎)
16:30~17:00
アクセス:京王相模原線南大沢駅下車徒歩10分
関連記事
RELATED ENTRIES