
一時逆転も勝ち切れず 強豪・早大に1点差の惜敗/関東学生ラクロスリーグ戦
関東学生リーグ戦が開幕し、初戦を迎えた明大は早大と対戦した。昨年度、リーグ予選を2位通過しFINAL4にも進出した相手に接戦を繰り広げ、第3QにはMF(ミディ)山崎朝陽副将(政経4=明大明治)が逆転のゴールを挙げたが、あと一歩及ばず敗戦した。
◆7・5~ 第37回関東学生リーグ戦(大井ホッケー場メインピッチ他)
▼7・13 対早大戦(大井ホッケー場メインピッチ)
明大5{0―1、1―1、2―1、2―3}6早大〇
「なんとか初戦を勝ち切りたい」(山崎)とチームで意気込み、初戦に挑んだ。第1Qは何度もゴール間際にボールを運ぶもなかなか得点を挙げられないまま試合は進んだ。そして第1Q残り1分のところで早大に先制を許し、ビハインドのまま第2Qに向かうと、開始1分30秒でまたもや早大に得点を許す。しかし明大も反撃を開始する。G(ゴーリー)角田城太朗(情コミ4=八王子学園八王子)のナイスセーブで流れを引き寄せると、早大のパスミスで明大ボールとなった好機を生かし山崎がショットゴールを決めた。かなり遠くから決めたゴールを山崎は「早大のディフェンスが第1Qは一対一だったのが、ゾーンに1人ずつがディフェンスに就き、スペースを見ていくゾーンディフェンスに変わっていた。それが遠くからシュートを打つ機会を増やすことにつながった」と臨機応変な対応がいい結果につながったと振り返った。
1点を追う明大は、早大のパスをDF(ディフェンダー)伊藤瞭(総合4=明大八王子)が遮り、繰り上げるとAT(アタッカー)清水隆伸(商4=明大明治)がゴーリーとの一対一を制し得点を挙げ同点。後半にはゴール裏からMF高木大輔(商3=明大明治)が華麗にゴールを決め、逆転に成功した。しかし、フェイスオフを早大に奪われるとそのまま追加点を許し、すぐに均衡へと戻された。勝負の行方が決まる第4Q。山崎が早大のディフェンス陣を素早くくぐり抜け、この試合2得点目を挙げた。明大が再びリードする展開になったものの、明大のパスミスを機に早大に連続で得点を奪われる。残り1分でMF山本悠翔(情コミ4=県立市ヶ尾)が「みんな(気持ちが)落ちているムードだったので是が非でもという感じで最後は気持ちだった」と執念の力強いシュートを決めるも、わずか1点届かず。山崎は「シュートを決め切る力が早稲田さんの方が勝っていた」と強豪との対戦で課題が見えたことを振り返った。
試合には負けたものの、積極的にゴールを決めに行く機会が多く見られたこの試合。昨年度のリーグ戦では5戦1勝3敗1分け終わったHUSKIESは今年度こそFINAL4進出なるか。
[小松錦葵]
試合後のコメント
山崎
――早大はどのような相手でしたか
「リーグで一番強いと言われていたので、なんとか初戦で勝って、残りの4戦を楽に戦いたいなという気持ちだったのですが、それはちょっとかなわなかったです。強かったなという印象でした」
――チームとしてどのようなことを意識して望みましたか。
「勝ちというところ、泥臭いところです。ハードワークをしてしっかり勝ちにいこうというチームプランで臨みました」
――どのような練習で昨年度よりチームのレベルを上げてきましたか。
「結構グランドボールの時とかの共動感というのが、早稲田はすごく強くてブロックされたイメージだったので、そこに負けないように、練習から(気を)抜かずにしっかり試合をイメージしてやることを意識してやっていました」
――今後の意気込みをお願いします。
「リーグ戦で残り4戦勝って、最後にもう1回、FINAL4で早稲田さんにリベンジできるように、自分たちも勝って、早稲田さんもしっかり勝ち上がって戦えること祈って頑張りたいと思います」
山本
――試合を振り返っていかがですか。
「全体として悪くはなかったのですが、やはり第2Q。オフェンスが悪くなってしまって、ミスが続いてそこで相手に流れを持っていかれてしまって、シーソーゲームになりましたね。最終的には早大の勝負強さに負けてしまったかなと思います」
――対戦してみて早稲田の印象はいかがですか。
「ボールを落としてしまった後に取りに行くスピードも速いですし、ブレイクも速いので、そこはやはり強いなという印象でした」
――特に良かった点、反省点を教えてください。
「オフェンスとしてはやりたいことができていて、練習していたことが本番でもある程度できたところです。最後に決め切れなかったところが反省です」
――今年度のチームの目標は何ですか。
「日本一です。初戦は負けてしまったのですが、連勝をすれば望みはあるので、ここから全勝していきます」
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