
努力で挑み、女子全国制覇!/全日本学生選手権
古豪と呼ばれながらも長年にわたり優勝から遠ざかっていた明治。しかし春季関東学生選手権、秋季関東学生選手権ともに女子が総合優勝するなど近年で最高の状態を維持し続けた今年は、見事女子が総合優勝に輝いた。
最近充実した練習環境で力を伸ばしている関西勢に比べて、明治は50m射撃場がないなど練習環境の面でハンデを負っている。そのハンデを埋めるべく練習方法で工夫を重ね、また今回は出場大学の中で唯一大会前日まで会場近くで合宿を敢行するなど努力で勝負を挑んだ。「事前合宿での疲れが残ってしまうのでは」(三木監督)という心配もあったが、そんな不安も「若さの力」(三木監督)で一掃。今までの努力に見合った好成績を残した。
女子、層の厚さが団体戦で強みに
例年は清水・木村(如)らスター選手が個人戦で活躍しながらも、団体戦ではいまひとつだった本学女子。だが今年は「誰でもレギュラーになれる」(三木監督)ほど層が厚く、団体戦に強いチームへと変化を遂げていた。
例年は清水・木村(如)らスター選手が個人戦で活躍しながらも、団体戦ではいまひとつだった本学女子。だが今年は「誰でもレギュラーになれる」(三木監督)ほど層が厚く、団体戦に強いチームへと変化を遂げていた。
今回は特にその傾向が強く、大城がSBR(3P‐60)=小口径火薬銃3姿勢60発=で準優勝したほか個人戦では目立った活躍は見られなかった一方、全員が平均的に高得点をたたき出し団体戦で大躍進。SBR(3P‐60)団体では種目優勝するなど各種目高順位につけ、見事全国制覇を果たした。
鈴田が大活躍も、男子はもう一歩の結果
女子の活躍の一方で、SBR(P‐60)=小口径火薬銃伏射60発=団体で準優勝しながらもSBR(3P‐120)=小口径火薬銃3姿勢120発=団体などがいまひとつだった男子は、総合5位に終わった。「女子に比べ、男子は秋の伸びが少し足りなかった。本人たちも納得のいく結果ではないだろう」(三木監督)。
しかしそんな中でも鈴田はSBRで自己新記録をたたき出し、P‐60で個人準優勝、3P‐120でも個人3位という快挙。また持永もSBR(P‐60)でファイナル競技まで進み、「1年生でよくがんばった」(三木監督)と将来に期待の持てる結果を残した。
次代を担う3年生が活躍
今大会ではファイナル競技進出者のほとんどが3年生と、次の世代を担う選手たちが好成績を残した。賀川・清水・木村(如)など高い実力で今年の明治の躍進を支えた4年生はこれで引退となるが、この先明大射撃部を率いる3年生選手の活躍は、来年へ向けての不安を感じさせない。次は男女総合優勝を目指して、今後の明治のさらなる躍進に期待だ!
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