
新シーズン開幕 FS住吉1位、江川2位、奥野4位/アクアカップ
7月6日に行われたアクアカップの女子FS(フリースケーティング)に、住吉りをん(商4=駒場学園)、江川マリア(政経4=香椎)、奥野友莉菜(商1=駒場学園)が出場した。住吉は昨季から継続している『Adiemus』で優勝。江川も昨季から継続のプログラムで2位、奥野は4位という結果となった。
◆7・5~6 アクアカップ(アクアリンクちば)
▼シニア女子


(写真:圧巻の滑りを見せた住吉)
前日まで全日本合宿に参加していた住吉。「体力的には本当に辛かった」と振り返ったが、疲れを全く見せない圧巻の演技を見せた。壮大な『Adiemus』の音楽とともに滑り出した住吉は、演技冒頭の4回転トーループが抜けてしまうも、その後のジャンプは全て着氷。軽やかで安定感のある滑りを見せる。コレオシークエンスではGOE(出来栄え点)1.50を記録し、表現力の高さが光った。このプログラムについては「(夏に向けて)昨季からどれだけ良くできるかという段階」と語っており、GPシリーズ(グランプリシリーズ)でさらに進化した演技へと期待がかかる。

(写真:華麗な服に身を包んだ江川)
昨日のSP(ショートプログラム)で新プログラム『アヴェ・マリア』を披露した江川。FSでは継続の演技『トゥーランドット』で挑んだ。ワインレッドのきらきらとした衣装に身を包んだ江川は、激しくも優雅な曲調に合わせて美しい演技を見せる。序盤の2回転フリップ、ダブルアクセルでミスがあったが、後半のジャンプは3連続コンビネーションをはじめとして全て成功させた。スピンはレベル4のものを多くそろえ、最後まで躍動感あふれる演技となった。江川は「まだまだ詰めの甘いところもあるが、今日も自分らしい滑りができた」と笑顔で語った。

(写真:『The PHANTOM of the OPERA』を披露した奥野)
「前半は調子のいいジャンプを飛ぶことができたが、後半に入ってから続けてミスをしてしまった」と冷静に分析した奥野。最初の3回転ルッツ、3回転トーループのコンビネーションジャンプは失敗してしまったが「質は良かった」と振り返った。その後の3回転フリップ、ダブルアクセルを成功させたものの、後半の2回転ループ、2回転ルッツ、コンビネーションで続けてミスしてしまう。それでも華麗なスピンで疾走感あふれる滑らかな演技を見せ、4位につけた。
4年生の住吉、江川にとっては今年度が節目の年となり、1年生の奥野にとっては新たなステージが始まる1年となる。新シーズンが開幕し、ますます大会に出る機会が増える3人。どんな演技が見られるのか、これからも目が離せない。
[川村暖]
試合後のコメント
住吉
――本日の演技はいかがでしたか
「後半は福岡のオーヴィジョンカップよりも疲れを感じずにできて、集中を切らさずにやることができたと思います」
――4回転トーループは練習ではどのように取り組んでいますか
「4回転は体に負担がかかるので、普段の練習でもやる回数が限られています。その日の調子によって本数は変えますが、1日に1本は練習するようにしています」
江川
――フリーの演技を継続した理由を教えてください
「昨年の全日本選手権(全日本)でのトゥーランドットで、もう少し自分を見せることができる演技がほしいと感じたので、今年も継続してより濃いものにしようと思ったからです」
――節目のシーズンの目標を教えてください
「今までで一番いい全日本にしたいと思っています。私は特に楽しむ気持ちを忘れずにやりたいというのを一番に掲げているので、全日本で楽しむというのは難しい気はしているのですが、それができるように一試合一試合大切にしたいなと思っています」
奥野
――本日の演技でご自身が良かったと思う点はどこですか
「前半のジャンプがうまく入ったところです。1本目こそ転んでしまったのですが、質は割と良かったと思っています」
――これからどのような練習をする予定ですか
「体力がまだ全然ないので、シーズンに向けて演技後半でも疲れないような体力をつけるのと、1本失敗しても立て直せるように練習をしていきたいです」
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