女子は上山が準優勝! 男子も最高ベスト16で全日本へ挑む/関東学生選手権

2025.07.12

 関東学生選手権の2日目に男子3人、女子5人が出場し、上山伽音(営4=岡山商大)が準優勝に輝いた。そのほか7人も熱い戦いを披露し、ルーキー・石橋拓登(政経1=東福岡)がベスト16へ進出するなど、好成績を残した。

5・11、25 第71回関東学生選手権大会、第57回関東女子学生選手権大会(日本武道館ほか)
▼男子
和田――3回戦敗退、全国出場
樋口――4回戦敗退、全国出場
石橋――ベスト16、全国出場

▼女子
上山――準優勝、全国出場
北井――ベスト16、全国出場
奥――4回戦敗退
門田――5回戦敗退、全国出場
大駒――4回戦敗退

 この大会で優勝を目指す石橋は、4回戦目まで相手にスキを与えず難なく勝ち進んだ。勝てばベスト16が決まる5回戦目の序盤は主導権を握れずもどかしい展開が続く。試合が動いたのは延長戦突入後。相手に仕掛けられた攻撃をかわし、気合を込めて入れた一本が胴に刺さり、見事に勝利を収めた。しかし、迎えた準々決勝で今回の優勝者である中田(国士舘大)と対戦し、相手の猛烈な攻撃に2本のメンを決められて敗北した。「自分の力不足で、相手との実力差を痛感した」と試合後に語った石橋は、今試合を通して「自分の改善点を見つけることができた」と今後への意欲をのぞかせた。7月5日から開催される全日本大会に向けて「明治大学の代表として、しかも1年生という立場でこの大会に出場させてもらい、明治大学のみんなの思いも背負って優勝を目指して頑張りたい」と力強く意気込んだ。

 一方、女子は「昨年度、自分だけ全日本に出られなかった」という上山が準優勝を果たし、全日本出場を決めた。決勝まで相手に一本も与えず難なく駒を進めたが優勝の懸かる大一番で「いつもの止まって見合わせるところで打たれた」(上山)と開始2分でメンを奪われた。これが決め手となり敗戦。しかし女子の準優勝は第48回以来の9年ぶり。ラストイヤーに大きな飛躍を遂げた上山は「うれしいなとは思うが、直すところもいっぱいある」と足元を見つめ「(全日本では)優勝を目指す」とさらなる活躍を誓った。

 今大会で男子はベスト64、女子はベスト32に勝ち残った選手が7月5、6日に行われた全日本学生、女子学生選手権(全日本)に出場を決めた。個人戦の全日本出場が懸かる唯一の今大会に、明大からは男子7人、女子6人が出場し、その内6人が全国の舞台に立つ。

[小松錦葵、ジョチンヒン]