
木村が2位入賞 着実な成長で記録更新/東日本大学対抗選手権
東日本大学対抗選手権(東インカレ)2日目。73キロ級の木村梁(営3=紀北工)が2位入賞、81キロ級の堀口実篤(政経2=宇陀)がジャークで自己ベストを更新した。それぞれが新たな成長と課題を得た。
◆7・4~6 第53回東日本大学対抗選手権(上尾市スポーツ総合センター)
▼73キロ級
2位 木村( S 122 J 142 T264)
▼81キロ級
5位 堀口( S 128 J 150 T278)
▼89キロ級
7位 道幸( S 128 J 140 T268)
※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル
73キロ級に出場した木村は「東インカレ前にケガをしていたので、周りとの差に不安を感じていた」と語ったが、得意のスナッチでは1、2本目を成功させ、ケガの不安を感じさせない好調を見せた。ジャークでは3本目に150キロの挙上に挑戦するも失敗。「全力で挑んだが少しのズレが生じて、落としてしまった」と悔しさをにじませたもののトータル264キロで2位入賞を果たした。
81キロ級の堀口はスナッチで2本目まで順調に成功させ、3本目には128キロを挙上した。「中野先輩(龍斗・政経3=水島工)が日頃から体重管理や練習メニューを考えてくださったおかげ」と好調の要因を語った。ジャークでは自己ベストの145キロを大幅に超える150キロの挙上に成功させた。「2本目が143キロだったのでギャンブルだったが、体の調子も良く、クリーンの時にしっかり乗せることができた」と確実な成長を見せた。
89キロ級に出場した道幸昌弘(政経3=若狭東)はスナッチとジャークともに全日本学生個人選手権よりも記録を伸ばした。スナッチの2本目で125キロの挙上に失敗。「2本目を落として、みんなをひやひやさせてしまったが、日頃のフォーム練習のおかげで取ることができた」と3本目で128キロの挙上に成功。ジャークでは2本目で135キロの挙上に失敗するも3本目で140キロの挙上を成功させた。「気温の影響もあり2本目を落としてしまったが、日頃の負荷のある練習のおかげで3本目を落ち着いて取ることができた」と対応力の高さを見せた。
2日目はそれぞれの選手がケガや気温の影響を感じさせない好調な結果を残した。次大会に向けた新たな目標を掲げ、さらなる飛躍に注目したい。
[吉澤真穂]
試合後のコメント
木村
——今大会で得た収穫と課題を教えてください。
「自分はスナッチが得意な方なので、今大会で他大学の選手と戦えることがわかりました。課題としてはジャークでもう少し頑張らなければいけないと思いました」
堀口
——次の大会に向けた目標をお願いします。
「インカレまでにスナッチ130キロ、ジャーク155キロを目指して頑張りたいと思います」
道幸
——5月の全日本学生個人選手権から記録が伸びましたが、どのような練習をしてきましたか。
「今までの練習は高回数、高セットだったのですが、回数を減らして、その分重量を上げる、この1ヵ月間で高重量に慣れさせる練習をしてきました」
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