東国大に快勝!連敗を止めリーグ後半戦へ/関東大学1部リーグ戦

2025.07.06

 リーグ戦前期最終戦の相手は東国大。稲垣のスピードを活かした攻撃を中心に相手を翻弄。また川合がリーグ戦初得点を記録。リーグ戦前期最終戦を勝利で飾り後半戦へ弾みをつけた。

 関東大学1部リーグ戦(リーグ戦)連敗の中、アウェーで東国大との試合に臨んだ。前半序盤は東国大ボールが続き明大は我慢の時間が続く。36分サイドチェンジから稲垣が中央へ切り込みPKを獲得。キッカーの島野は真ん中にシュートを突き刺し先制する。「自分に託してくれたので、思い切って蹴って決めることができてよかったです」(島野)。これで流れに乗った明大は42分CK(コーナーキック)から川合がヘディングで合わせリーグ戦初得点。「セットプレーでの得点になったけれど最近はあまり点を決めることができていなかったので、うまく入り込めて良かったと思います」(川合)。2-0で前半を終える。

(写真:点を決め喜び合う選手たち)

 後半序盤では、攻守が幾度も切り替わる膠着(こうちゃく)状態が続いた。65分中盤からのパスに稲垣が快足を飛ばし抜け出し、キーパーと1対1になるも冷静に振りぬきゴールを決めた。稲垣は「背後と、瞬間的な動き出しというのを意識した結果」と語る。終盤にはピンチが続くも冷静に対処し無失点で試合を終えた。池上寿之監督は「ラインの上げ下げは前半20分ぐらいまで良くなかったのですが、徐々にラインの上げ下げがしっかりできるようになってきて、相手も裏に走りにくくなってきたと思います。後半はすごく落ち着いてきたので、前半から後半のようにできればピンチは減ったと思っています」と振り返った。また今日の試合では多数の選手がリーグ戦デビューを果たした。「下の押し上げという意味で非常に良いパフォーマンスを見せてくれた」(池上監督)と選手を称えた。

(PKを蹴る島野)

 明大は5勝2敗4分の4位でリーグ戦前期を終えた。総理大臣杯全日本トーナメントを逃し残るタイトルはインカレとリーグ戦のみとなった。残るタイトルを獲得するために紫紺の戦士達は前へ進み続ける。

[近藤陽紀]