
明大勢3人が表彰台入り! 団体インカレにつながる結果に/関東学生選手権
男子シングルスの2日目には3人が進出し、飯村悠太(商3=野田学園)が準優勝を果たしたほか、木方圭介(政経2=野田学園)、芝拓人(情コミ2=野田学園)の2人が3位に入賞した。
◆6・26~28 関東学生選手権(所沢市民体育館)
▼男子シングルス
飯村悠――2位
木方、芝――3位
高橋航、栁澤、水谷――7回戦敗退
櫻井、浅見、石井――6回戦敗退
剣持、高橋響、安江、千年、寺下、龍崎、齋藤、加藤――5回戦敗退
米田、田中、若月、世古――4回戦敗退
西沢、小園江――3回戦敗退
窪、飯村将――2回戦敗退
梅木――1回戦敗退
芝は8回戦、準々決勝ともにセットを落とすことなく勝利を重ね、準決勝では筑波大の鈴木との対戦となった。第1セットを奪われるも、第2セットでは取り返すなど互いに一進一退の攻防が続く。しかし「少し甘いレシーブが来た時に決めきれなかった」となかなか流れをつくり出せない。セットカウントを2―3とし、後がなくなった第6セットでも相手に際どいコースを攻められ、得点を続けて奪われる。タイムアウト後にはラリーで得点を重ねるなど一時はリードしたが、相手の勢いを止めることはできず、惜しくも3位で大会を終えた。
飯村悠は8回戦で濵田尚(早大)と対戦した。「ブロックなど、入れるのがすごく上手な選手なので、自分からガンガン攻めて点数を取りに行くというイメージをしていた」と、相手を寄せつけないプレーでセットを連取し、ストレート勝ちで準々決勝に駒を進めた。続く準々決勝ではリーグ戦でも対戦経験がある強敵・伊藤(日大)を迎えた。前回の対戦時には1セットも奪えず敗北を喫していた相手だった。試合序盤は相手の強力なバックハンドに苦しめられる展開が続き、中々主導権を握ることができない。それでも飯村悠は相手を見極め「自分からまずフォアに飛ばすことと、なるべくバックにはつっつかないことを意識してやった」と戦術を変更すると、3セットを連取して試合に王手をかけた。しかし第5セットではリードを許し、デュースにもつれながらもセットを奪われる。勢いに乗る相手に有利な展開になるかと思われたが、飯村悠は冷静に気持ちを切り替えて第6セットに臨み、試合の流れを譲らない。11―5でセットを勝ち取り、熱戦を制して見事ベスト4入りを決めた。
木方の8回戦の対戦相手は青山(中大)。第1セットを落としつつも「アンラッキーな部分もあったので、そこは切り替えてうまくできた」と4セットを見事に連取し、高い実力を見せた。準々決勝では「やったことがない選手だったが、自分がうまく攻め立てることができたので、最後まで集中力を切らさずにできた」と終始試合を支配する。相手を寄せつけずストレート勝ちを果たし、ダブルスを組む飯村悠と準決勝で対戦することとなった。
明大対決となった準決勝は、飯村悠が先輩としての意地を見せつける形となった。「高校生の時は試合で対戦したことがあるが、大学では初めてだったので、勢いでもっていこうと思って試合した」(飯村悠)。試合開始から飯村悠が攻撃の姿勢を緩めず、木方にリードを許さないままセットカウントを3―0とした。しかし木方も負けじと食らいつき、第4セットは開始からポイントを重ねて飯村悠を突き放してセットを奪い取る。「やり慣れているのでラリーになるのは分かっていたので、自分が打ってもいつもの相手より1本多く返ってきて、そこで点数を取れなかった」(木方)。第5セットも同様に打ち合いが続いたが、ラリーの主導権を握り続けた飯村悠が1-4で勝利を決めた。
飯村悠の決勝の相手は芝を下した筑波大の鈴木。第1セットでポイントを連取するも、相手に主導権を握られセットを落とす。続くセットでも流れを変えることができず、セットを続けて奪われてしまう。「力が入ってしまっていた」と本来の力を出し切れなかった。第4セットでも相手にリードを許すとそのまま追い上げられず、0―4で完敗した。試合後には「何もできずに負けてしまった」と悔しさをあらわにした。
リーグ戦でも主力として活躍する3人が男子シングルスで表彰台入りという華やかな結果となった今大会。7月3日からは全日本大学総合選手権・団体の部(団体インカレ)が開催される。大会を通して得られた新たな課題や成長とともに、今年こそ王座奪還となるか。
[大島菜央]
試合後のコメント
飯村悠
――試合全体を振り返られていかがですか。
「決勝以外はここ最近ではだいぶ調子がいい感じでプレーできました」
――団体インカレでは個人としてどのような目標を掲げられていますか。
「ダブルスは全勝、シングルスでも全勝を目指しています」
木方
――3位という結果についてどのように思われますか。
「今回は組み合わせを見て勝ったことがない選手が2、3人いたのですが、その勝ったことがない選手にしっかり今回勝つことができて、なおかつ3位という結果で、去年はベスト32だったので、そこから1年経って良かったかなと思います」
――団体インカレに向けてチームの雰囲気はいかがでしょうか。
「日本リーグをやって、関東学生(選手権)をやってと試合が続いているのですが、関東学生は全体的に見ればいい結果で終われたと思うので、そこはいい流れかなと思います」
芝
――準決勝を振り返られていかがですか。
「サーブがうまい選手なので、そこは気をつけて試合に入ったのですが、競った場面でチキータが上手に行けなかったり、強いコース、いいコースだったり、強いボールが打てなくて、そこを攻められて苦しい展開になったのが多かったかなと思います」
――団体インカレの意気込みを教えてください。
「去年はベスト16という結果で終わっていて、自分が4番で負けてチームの負けにつながってしまったので、今年こそはしっかり自分の役割を果たして優勝できるように頑張りたいなと思います」
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