総理大臣杯出場を逃す 慶大にあと一歩及ばず/「アミノバイタル®」カップ

2025.06.29

 総理大臣杯全日本大学トーナメント(総理大臣杯)出場の行方を左右する一戦。一時は同点に追いついたものの追加点を奪えず。終盤に勝ち越しを許し敗戦となった。

 明大は守護神藤井を3試合ぶりのスタメンに起用。序盤から流れを持っていきたいところであったが開始早々中盤からのスルーパスに抜け出した相手にシュートを放たれ先制点を許す。その後も慶大ペースで進む中、田部が絶好の位置でファールをもらう。三品がFK(フリーキック)を放つも惜しくもボールはわずかにゴールの上へ。22分慶大はCK(コーナーキック)からの合わせた選手に放たれたシュートはゴールポストにあたり追加点を許さず。そのまま前半を0―1で折り返す。

 後半は一転して序盤から明大ペースで試合が進む。60分稲垣がクロスをから、林のダイビングヘッドがゴールに突き刺さり試合を振り出しに戻した。しかし69分にスーパーゴールを決められ再びリードされる苦しい展開に。その後、明大は幾度となく好機を作るもゴールネットを揺らすことはできず。序盤に許した1点が重くのしかかり1―2で惜敗。総理大臣杯出場を逃した。

 今年度も残す大会は関東大学リーグ戦とインカレのみとなった。今大会の悔しさを胸に2冠に向けて1歩ずつ歩み続けていく。

[近藤陽紀]

(※写真提供:明大サッカー部)