
善戦するも 東洋大に1―6で敗北/関東大学2部リーグ戦
リーグ戦4戦目に迎えるのは、これまで全勝を誇っている東洋大。強敵相手に4人が試合を判定に持ち込むなど健闘を見せたが、主将・奥山湧介(文4=日大山形)のRSC勝ちによる1勝にとどまり、1―6で黒星を喫した。
◆5・10~7・12 第78回関東大学2部リーグ戦(後楽園ホール)
▼6・28 対東洋大戦(後楽園ホール)
明大1―6東洋大○
▽フライ級
三芳(WP1―4)好浦○
▽バンタム級
福留(WP1―4)谷川○
▽フェザー級
辻本(1回・RSC)大園○
▽ライト級
甲斐(1回・RSC)長瀬○
▽ライトウェルター級
石川(WP2―3)仁平○
▽ウェルター級
○奥山(2回・RSC)山下
▽ミドル級
藤山(WP0―5) 秋元○
フライ級の三芳亮太(商1=名古屋工学院)は落ち着いた立ち上がりからペースをつかみ、第2ラウンドにはダウンを奪う場面もあったが、惜しくも判定負け。福留想大(商2=習志野)は序盤から相手との距離を詰めて果敢に攻め立て判定に持ち込むも惜敗に終わる。フェザー級の辻本柊哉(文3=高松工芸)、ライト級の甲斐優人(文1=習志野)はともに1回RSC負け。続く石川凛太朗(文2=川之江)は「本来は打ち合いが得意なタイプではなかったが、今日は強い気持ちで戦えた」(石川)とジャブを交えつつ得意の右ストレートで攻めのボクシングを展開するも、あと一歩及ばす判定負けとなった。なんとか1勝を取るべく、奥山は強烈な右ストレートで第1ラウンドからダウンを奪う。その後も「最初から最後まで攻め続けて、判定に持ち込まない気持ちで戦った」と勢いが陰ることなくRSC勝ちを収めた。最後に登場するミドル級の藤山成悟(商3=上市)は善戦するも判定負けを喫し、試合は1―6でゲームセット。
これで通算成績が2勝2敗となり、優勝の可能性は消滅した。それでも、2週間後には今季最終戦が控える。「時間は短いが気持ちを切らさず練習に励み、3勝2敗で終われるようにしたい」(西尾忠久監督)。勝ち越しを懸けたラストマッチに、チーム一丸で挑む。
[早坂春佑]
試合後のコメント
西尾監督
――試合を振り返っていかがでしたか。
「本当に強い相手にうちは相当頑張ったし、みんな自分の力を出したのではないかなと思います。判定に関しては仕方ない部分もあると思うのですが、今日の選手たちには高い点数をつけたいです」
――どういった対策で試合に臨みましたか。
「この試合の直前に言ったのですが、とにかく気持ちで絶対負けないこと、強い気持ちを持って試合に臨みなさいという話はしていました。2週間前にはこれまでやってきたことを、試合でも出せるように練習をしていたので自分たちがいつもやっていることをもう一度きちんとやり直しましょうと試合前に言っていました」
奥山主将
――ご自身の試合を振り返っていかがですか。
「落ち着いて戦うということを意識していて、今回7、8割ぐらいできていたと思いますし、次も今回の試合の経験を生かして落ち着いた試合運びができたらいいなと思います」
石川
――試合を振り返っていかがでしたか。
「相手が強敵ということもあって、練習や生活から気を引き締めて試合に向けて頑張ったのですが、結果は負けてしまったので自分の力不足というのが今回で分かりました」
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