中大にストレート負け ベスト8で東日本インカレ終幕/東日本大学選手権

2025.06.27

 準々決勝は中大と対戦した。関東大学春季1部リーグ戦での勝利以来の対戦は、一時優位に立つも、逆転を許すとそのままストレートで敗北。昨年度のような大躍進を見せることなく敗退となった。

◆6・25~6・28 第44回東日本大学選手権(日体大健志台キャンパス他)
▼6・26 対中大戦(エスフォルタアリーナ八王子)
明大0{2426、1425、17-25}3中大〇

<スターティングメンバー>(ローテーション順)
OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB成村航希(政経2=東海大相模)、OP三宅雄大(文2=駿台学園)、OH松木太一(政経2=上越総合技術)、MB渡邉健(政経3=日本航空)、S吉田竜也(政経3=駿台学園)、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)

 第1セット序盤はリードを許すも、松木が渡邉をおとりに放った鋭いクロスがきっかけとなり、流れを引き寄せる。その後は成村と松木のサービスエースも決まり、点差を広げる。しかし、連携ミスなどからリードを保てず点取り合戦に。デュースにもつれ込むと中大のサービスエースに屈し、惜しくもセットを落とした。

 第2セットはミスが続き、中大の強い打球にも翻弄(ほんろう)され突き放される。相手の会場を圧倒する強烈なサーブで10-18と離されるとたまらずタイムアウトを要求。その後、大幅なメンバーチェンジをして、打開を図るも13-25で第2セットも落とした。続く第3セットも中大ペースは崩れず、倍の差をつけられ先に20点台を許してしまう。「2、3セット目に相手がサーブを入れてきて、それに耐え切れずにいい展開に持っていけなかった」(吉田)。渡邉のサービスエースや、三宅の足元を撃ち抜くストレートなどで粘るも追いつけず。最後は強打を前に17-25でストレート負けを喫した。

 主将とエースを欠いた状態で戦った今大会。中大という壁を前にセットを奪うことはできなかったが「黒澤(孝太・政経4=明大中野)や蘭丸(近藤・文4=東福岡)がいる時とは別の良さが出ていてとても良かった。三宅と吉田が入った時のガラッと変わる明治の強みをもっと出せれば、チームがしっかりつくれるのかなと思う」(佐々木)と今大会は次につながる確かな経験となった。全日本大学選手権に焦点を当てつつ、次に迫る関東大学秋季1部リーグ戦での巻き返しに期待がかかる。

[藤原茉央]

試合後のコメント
佐々木
――試合を振り返っていかがですか。
 「1セット目を取れなかったのは結構きつかったです。でも黒澤や蘭丸がいない中でいいゲームができたというのは、大きな成果だと思います」

――下級生中心のチームはいかがでしたか。
 「自分としては思ったよりもできていました。フルメンではないというのはありますが、精一杯やった結果かなと思います」

吉田
――秋季リーグ戦に向けて意気込みをお願いします。
 「春は3位で終わっているので、秋リーグは今までよりも拮抗(きっこう)する場面で勝ち切れるように、優勝を目指して頑張ります」

松木
――第1セットで拮抗(きっこう)した試合ができた要因を教えてください。
 「最初先手で明治がチームをつくれて、後半ミスが出てしまいましたが、戦えることが分かりました。サーブで攻めていたのがいい試合をつくれたきっかけかなと思います」